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【経済】

キリンもウイスキー原酒不足 主力商品、販売終了へ

販売を終える富士山麓樽熟原酒50度

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 酒類製造大手キリンビールが、主力ウイスキーブランド「富士山麓」の一部商品の販売を来年三月末に終了することが分かった。一部商品の販売休止に今年踏み切った最大手のサントリーだけでなく、ハイボール人気などによる原酒不足がキリンにも広がった。 (竹田弘毅)

 終了するのは二〇〇五年から販売している主力商品「富士山麓樽熟原酒50度」(千六百円前後)で、傘下の蒸留酒部門キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜(じょうりゅう)所(静岡県御殿場市)で製造している。二十八日に取引先の酒類卸会社に通知する。一方、今年八月下旬に全国発売した、黒いラベルが特徴の「富士山麓シグニチャーブレンド」(五千円前後)の販売は続ける。

 ウイスキーの原酒は製造に十年近くかかることもあり、将来の需要を見据えて製造計画を練るのが難しい。キリンは低価格帯の商品では「ジョニーウォーカー」や「ホワイトホース」など輸入ウイスキーを軸に展開する。

 ウイスキーの原酒不足を巡っては、サントリーが今年六月以降にシングルモルトウイスキー「白州12年」とブレンドウイスキー「響17年」の販売を順次休止している。

 国内のウイスキー市場は一九八〇年代に最盛期を迎えて以降、減少傾向が続いていた。だが、ハイボール人気で盛り返し、二〇〇八年に底を打ってから拡大に転じていた。

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