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【経済】

ポケベル「8181(バイバイ)」 来年9月サービス終了

ポケットベルの端末=東京テレメッセージ提供

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 「8181(バイバイ)」−。「ポケットベル」と呼ばれた無線呼び出しサービスを全国で唯一展開していた東京テレメッセージ(東京)は三日、来年九月末でサービスを停止すると発表した。携帯電話の普及に伴う契約者数の減少が理由。数字の語呂合わせのメッセージ送信などで若者を中心に人気を集めたポケベルは、登場から約五十年で役目を終えて姿を消す。

 ポケットベルのサービスは、日本電信電話公社(現NTT)が一九六八年に開始。特定の番号に電話すると端末の呼び出し音が鳴る仕組みで、その後、端末に数字や文字を通知できる機能が加わった。

 企業や官公庁、病院関係者などに幅広く活用され、九六年には契約数が一千万件を超えた平成初期の時代を象徴するサービスだった。

 文字情報の送信が可能になる前は、数字の語呂合わせで「0840(おはよう)」「0833(おやすみ)」「0906(遅れる)」などと意思伝達をする文化が生まれた。一時は女子高生らに「ベル友」ブームを起こし、ドラマや歌謡曲のタイトルにもなったが、携帯電話の音声通話やメールが主流になり、下火になった。

 二〇〇七年にはNTTドコモがサービスを終了。東京テレメッセージは東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県でサービスを展開していたが、現在の契約数は千五百件程度。既にサービスの新規受け付けを中止していたが、電磁波を出さないことから医療関係者を中心に利用されていたという。

 東京テレメッセージの清野英俊社長は「(ポケベルの電波を用い)今後、地方自治体向けの防災無線サービスに生まれ変わらせる」と話した。

 

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