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【経済】

米中協議で歩み寄りか 中国、農産物輸入拡大も

 【北京=安藤淳】米中両政府は九日、北京での三日間にわたる次官級の貿易協議を終えた。中国外務省の陸慷(りくこう)報道局長が定例記者会見で明らかにした。結果は近く公表される予定で、貿易不均衡是正に向けた農産物などの輸入拡大や市場開放策などで一定の進展があった可能性がある。

 両国とも国内経済の先行き不透明感が強まる中、三月一日の交渉期限に向けて今後、具体策を詰めたうえで、今月中旬にもライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と劉鶴(りゅうかく)副首相が会談し打開策を模索する。

 協議が二日間の予定から一日延長された理由について陸氏は「双方が誠実に協議したことを意味する」と述べ、米中の歩み寄りがあったことをうかがわせた。

 米ブルームバーグ通信は八日、トランプ米大統領は貿易戦争への懸念で悪化した株式市場を活性化させるため、中国と早期に合意することを強く望んでいると伝えた。中国官製メディアも交渉の行方を楽観視する報道が目立っており、陸氏は「世界経済にとって良いニュースだと信じる」と期待感を示した。

 ただ、中国による知的財産権の保護や外国企業に対する技術移転の強制などの問題は、米中の主張に相当の隔たりがある。このため、これらは閣僚級協議などに持ち越されるとの見方がある。

 昨年十二月の米中首脳会談での合意後、初めてとなった今回の協議は、USTRのゲリッシュ次席代表のほか財務、農務、エネルギー各省の幹部も参加した。

 

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