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【経済】

来月末までの転居要請 レオパレス「特に危険」641棟

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 賃貸アパート大手レオパレス21が施工不良のため特に危険だとみている六百四十一棟が三十二都府県にあることが八日、分かった。天井に耐火上の不備があるためで、入居者七千七百八十二人に対し優先的に三月末までを目安とした転居の要請を始めた。唐突な要請に入居者の困惑が広がりそうだ。同日発表した二〇一八年四〜十二月期の連結純損益は、前年同期の百二十八億円の黒字から四百三十九億円の赤字に転落した。

 転居を要請しているのは、主に単身者向けで三階建ての「ゴールドレジデンス」と呼ばれる物件。所在する三十二都府県のうち最多は千葉の八十九棟で、埼玉七十四棟、兵庫六十棟、静岡五十四棟が続く。レオパレスは八日から電話や書類の投函(とうかん)で、引っ越しの要請を始めた。

 これまでに千六百六十棟を建てており、四割近くで建築基準法に触れる恐れのある天井の不備が見つかった。天井には二枚の部材を組み合わせて設置する必要があるのに、一枚しか使わないなどの事例が確認された。

 このほか、区切りの壁が遮音性の基準を満たしていない物件や、外壁が耐火上の仕様を満たしていない物件があることも判明した。七日に公表した施工不良は計千三百二十四棟に上り、最終的には計一万四千四百四十三人に転居を促す。

 一八年四〜十二月期の決算では、施工不良物件の補修費用や引っ越し費用を含む特別損失四百三十四億円を計上した。一九年三月期の純損失は三百八十億〜四百億円を見込んでいる。

 

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