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【教育ニュース】

英語 大学入試改革案 A:20年度民間検定試験移行 B:23年度まで「共通」と併用

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 文部科学省は十六日、大学入試改革の検討状況を公表した。二〇二〇年度に大学入試センター試験を衣替えする新テストの仮称を「大学入学共通テスト」に改め、英語は二〇年度から民間検定試験に全面移行するA案と、二三年度までは共通テストと検定試験の双方またはどちらかを受け、二四年度から全面移行するB案を示した。共通テストはマークシート式を続けるが、国語で八十〜百二十字、数学で数式などを書かせる記述式問題も出す。

 記者会見した松野博一文科相は検定試験について「経済状況や居住地に関係なく同じ受験機会が得られることが重要だ」として実施団体に協力を求める考えを示した。文科省は意見公募や関係団体の意見聴取を経て、A、B案のどちらかに絞り、六月中に共通テストの実施方針を作成。一九年度までにプレテストを三回行い、成績提供方法などを含む実施大綱をまとめる。

 また、国公私立大の推薦入試を学校推薦型選抜、書類や面接などによるアドミッション・オフィス(AO)入試を総合型選抜と名称を改め、二〇年度から共通テストや大学独自の試験で学力も評価することを義務付ける案も示した。一般入試も一般選抜とし、高校の成績も重視する。

 共通テストの実施日は、センター試験と同じ一月中旬の二日間の予定。英語は検定試験を活用して「読む・聞く」に加え「書く・話す」力も評価する。英検やTOEICなどから水準を満たしていると判断したものを大学入試センターが「認定試験」に選ぶ。高校三年の四〜十二月に二回まで受験可能とし、結果と共に語学力の国際標準規格「CEFR(セファール)」に基づいた段階別成績を大学に提供する。

 「国語」「数学I」「数学I・A」でそれぞれ三問程度の記述式問題を出す。マークシート式と同じ時間内に解かせ、国語は現行の八十分から百分に、数学は六十分から七十分に延ばす。出題と採点はセンターが担うが、多数の答案を見る必要があるためノウハウを持つ民間業者を活用する。高校の次期学習指導要領に基づく出題となる二四年度以降は地理歴史、公民、理科でも記述式の出題を検討する。

 一方、高校生の基礎学力を確認するために一九年度から先行導入する予定の「高校基礎学力テスト」は、趣旨を明確にするため「高校生のための学びの基礎診断」と仮称を変更。国の要件を満たした民間の試験を活用する案を示した。

 

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