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【教育ニュース】

総合学習枠で小学英語 自発的な学習、削減も

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<解説> 小学校の次期学習指導要領への移行措置で、「総合的な学習の時間」の一部を外国語活動に振り替え可能とした文部科学省の方策は、既に相当窮屈な授業時間のさらなる増加に対応するための苦肉の策にほかならない。次期指導要領が「主体的、対話的で深い学び」を掲げながら、自発的な学習を目的とした時間を削るという矛盾に、批判も起きそうだ。

 学力低下批判を受けて学習内容を大幅に増やした現行指導要領の下、学校では授業時間のやりくりに苦慮している。次期指導要領で、外国語活動の前倒しや英語教科化により小学三〜六年の授業時間がさらに増えるが、移行措置で授業時間確保に対する教員の懸念は一層強まるだろう。

 文科省は、総合的な学習の時間の振り替えは「特に必要がある場合」とするが、学校がほかに取り得る策は、土曜日授業や夏休み短縮など限られており振り替えに踏み切る学校は少なくないと思われる。

 比較的自由な授業が可能な総合的な学習の時間は「主体的に学ぶ」姿勢を身に付ける貴重な時間だ。その機会を削らざるを得ないような指導要領の実施の在り方について、さらに議論が必要だ。

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