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【教育ニュース】

骨太方針を閣議決定 幼・保無償化1.2兆円超

◆財源確保めどたたず

 政府は九日、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」と成長戦略の「未来投資戦略」を閣議決定した。幼児教育・保育の早期無償化や待機児童解消など受けの良い事業が並ぶものの、どれも財源にめどがたっていない。無駄削減も後退し政策の持続性に暗雲が漂う。

 安倍晋三首相は「成長と好循環を拡大するため、人材への投資を通じた生産性の向上を図る」と強調する。目玉である幼児教育・保育の無償化に一兆二千億円以上かかるほか、待機児童対策で保育所の施設整備や人件費などにも新たな財源の手当てが必要となる。

 「未来投資戦略」として、人工知能(AI)やロボットといった革新技術の活用が盛り込まれた。ただ、これらの分野は海外との競争も厳しく税収が伸びるかどうかは見通せない。

 財政健全化では、基礎的財政収支の黒字化目標を堅持するとしたが、債務残高の国内総生産(GDP)に対する比率を引き下げる目標を新たに入れた。経済成長さえすれば、歳出抑制を後回しにするという政府の意図も透ける。社会保障費の膨張を抑える策として素案に示されていた薬価引き下げは、自民党の反対で消えた。 (白山泉)

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