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【教育ニュース】

医学部入試募集減 来年の定員増を容認 文科省、最長5年で吸収

 柴山昌彦文部科学大臣は二十五日の閣議後会見で、医学部不正入試の救済策として来春の募集枠を削って追加合格を出す予定の各大学に対し、臨時で定員増を認めると発表した。増加した定員分は、翌二〇二〇年から二四年までの最長五年間をかけて募集減し、元に戻す。募集減を分散させることで来春の受験生だけが不利益を被ることを避ける狙いだ。

 柴山大臣は会見で「どうすれば受験生への影響を最も減らせるか(医師の需給バランスを管理する)厚労省とも検討した。ぎりぎりのタイミング」と述べた。二〇年度以降も募集減となることには「今度の受験生に比べれば時間的な余裕がある」と説明した。

 文科省は年末までに、この措置を取るかについて各大学から回答を得て、年明けに発表する方針。定員超過の人数や分散方法は、教育環境が確保されることを条件に各大学に委ね、来年一月中に公表させる。大学側は同年四月以降、二〇年入試からの募集減を文科省に申請する。

 医学部は、入学人数が定員の一・一倍以上になると私学助成が不交付となるがこのルールは変更しない。

 不正入試問題を巡っては、発端となった東京医科大が四十四人、順天堂大が四十八人、日本大が十人など九大学が合計百人以上を追加合格させる見込み。各大学は当初、追加合格させる分、来春の募集人数を減らすとしたため、受験生や関係者から「なぜ来春の受験生だけが不祥事のあおりを受けなければならないのか」と批判の声が上がっていた。 (原尚子)

 

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