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【親子で学ぶぅ】

<ル・コルビュジエ編>(3)彫刻も詩もこなす万能の人

シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ) 《エスプリ・ヌーヴォー館の静物》1924年 油彩、カンヴァス パリ、ル・コルビュジエ財団 (C)FLC/ADAGP,Paris&JASPAR,Tokyo,2018 B0365

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 建築分野ですばらしい業績(ぎょうせき)を残したル・コルビュジエですが、実は数多くの絵画作品や版画(はんが)、彫刻(ちょうこく)、タペストリー(壁掛けの織物)なども制作しています。目指していたのは、イタリア・ルネサンスの巨匠ミケランジェロのような、彫刻家でもあり、画家、建築家、詩人(しじん)となんでもこなす万能の人でした。絵画や彫刻などを含めた総合的な芸術空間をつくろうとしていたのです。もともとは画家を目指していたほどでしたので、建築の仕事が忙しくなってからも毎日午前中は必ず絵を描いていました。

 建築は実現させるために注文主の希望や費用、立地条件などの制限(せいげん)に従わなければならず、必ずしも建築家の自由になりません。だからこそ、ル・コルビュジエは好きな形や色で表現ができる、絵を描く時間を大切にしていたのかもしれません。

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 「国立西洋美術館開館60周年 ル・コルビュジエ 絵画から建築へ−ピュリスムの時代」展(東京新聞など主催)は、来年2月19日から5月19日まで東京・上野公園の同館で開催される。問い合わせはハローダイヤル=電03(5777)8600。

 

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