東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 教育 > NIE > 記事

ここから本文

【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>しんじょう

 「固辞」「固持」など、パソコンによる同音異義語の誤変換にはいつも悩まされます。しかし逆に意味が重なる、または違いが見えにくいのも厄介です。今回は「しんじょう」を例に見ていきます。

 「しんじょうを吐露」のしんじょうは「真情」「心情」のうちどれでしょうか。本紙が準拠する共同通信の決まりでは「本当の気持ち」をいう真情を使います。主な辞書の用例も真情が使われているからでしょう。しかし、過去の本紙記事は「心の中の思い」を表す心情と書く方がずっと多いのです。共同の手引には「若者の心情を理解する」という用例もありますが、逆に真情も使えそうです。

 「勤勉がしんじょう」も「取りえ」をいう「身上」を当てる決まりですが、「信じている事柄」を表す「信条」も捨て切れません。決まり通りに直しても、もう一方の言葉が気になってすっきりしないことがあります。

 用語の決まりを作る側も何とか各語の違いを出そうと工夫しつつも、きっとすっきりしていないと思います。 (重松洋一)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報