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【NIE】

<学校と新聞>新聞読み 視野広げて 名古屋大・天野教授インタビュー

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 NIE(教育に新聞を)全国大会が八月三、四日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開かれる。「世界を照らすLED〜未来を照らすことの大切さ〜」と題して記念講演するノーベル物理学賞受賞者の天野浩・名古屋大教授(56)は「若い世代が新聞を読むことで、好きなことや興味関心があることを見つけられたら」と期待する。 (聞き手・長田真由美、世古紘子)

 −学校で新聞を活用した取り組みが進んでいます。子どものころに新聞を読んでいましたか。

 小学生のころは、テレビ欄しか読んでいませんでした。高校生の時は一面コラムを毎日読みましたが、大学時代は研究に没頭して、ぱたっと読まなくなりました。でも、新聞記事を使った学習があれば面白かっただろうなと思います。社会で起きていることにどんな意味があるのか、議論しながら理解を深める機会があったら、もっと授業が好きになっていましたね。

 −先生にとって新聞はどんな存在ですか。

 実はノーベル賞受賞がきっかけで、再び読むようになったんです。受賞後にインタビューを受け、日本の科学研究費について意見を聞かれた。実は私、状況を全然知らなかった。知らないまま話して活字になったら大変だと思って。広い視野を持つという点で新聞はすごく役に立つ。事実を正確に伝えることはもちろん、事実を提示して考えていただくこともあると思います。そういうきっかけをどんどんつくってほしい。

 −新聞を読む時間がないと言う人もいます。どんなときに読みますか。

 朝、大学に着いてから一時間くらい読みますね。海外に行くことも多いので、今は紙ではなく電子版の新聞です。必ず見るのは国際面。最近なら先進七カ国首脳会議が気になりました。日本の国家財政も興味があります。気になった記事は取っておいて、講演でのネタにすることもあります。

 −大会に参加するみなさんへメッセージを。

 私は講演で「夢が見つかった人はぜひ頑張ってやり抜いて」と言っていますが、なかなか見つからない人もいますよね。私自身、高校の時までそうでした。諦めず、ずっと頑張っていれば必ず見つかります。そのためには好きなこと、興味関心があることをとにかくやってみる。新聞がその材料を提供できると良いですね。

 

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