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【NIE】

<学校と新聞>若手教員と新聞勉強会 互いを知る媒介手段 改めて実感

「新聞勉強会」に参加した女性若手教員

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 三月上旬、若手教員と新聞勉強会を開きました。異動するなつき先生と冬希先生が参加した最後の勉強会でした。

 各自が持参した新聞記事を元に議論。まずは冬希先生が、「文頭1字下げない?」という見出しの記事を紹介し「まさに自分のことだと思いました」と語ります。理由を聞くと「書類を作るときに、段落の文頭を一字下げないことを注意されたからです」。

 するとなつき先生も「短文しか書かず、文章構成を考える機会が少ないと記事にあるけど、そもそも文章以前に、言葉そのものをちゃんと書いていません。特に『ー』を多用してまーす」と続きました。「おとうさん」は「おとーさん」、王様は「おーさま」と書くのだそうです。

 私は「それは国語力低下につながるね。できるだけきちんと書かないと」とやんわりお説教せざるを得ませんでした。冬希先生は「教科書をもう一度読み直して、文章の書き方を勉強しなくては」と反省しきりでした。

 今回初参加の聖奈先生は、恩師について書いた有識者のコラムを持参。「記事の中に『良い出会いを引くのは自分』という部分がありますが、私、今まで本当に師に恵まれてきたんです。迷ったら、自分にとって厳しい方を選択してきたら、必ず尊敬する師に巡り合えました」と話し「皆さんはどうですか?」と問い掛けました。

 しばらくの沈黙後、健太先生が答えました。「僕の恩師は中学校のサッカー部顧問の先生です。常に生徒目線で話をしてくれて、生徒自身が自分で考えるように工夫をしてくれる人でした」。健太先生は今、サッカー部の外部指導員。生徒と接するときも、その先生のやり方を参考にしているということです。

 新聞記事がきっかけとなり、いろいろなことを話し合うことができました。勉強会だけでなく、お互いのことを知り、理解を深める時間にもなりました。新聞そのものが社会的事象を知るためのツールだけではなく、コミュニケーションの媒介手段になることを改めて実感しました。 (公立中学校主任教諭 穐田剛)

 

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