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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>好意と厚意

 先日、送り済みの記事に手直しがあると、配信元の共同通信から通知が来ました。成人式の貸衣装などを手掛ける業者と連絡がつかず、振り袖が届かなかった新成人の混乱を伝える記事です。文中の「好意」の表記を「厚意」に直す通知でした。

 本紙には載らなかった記事ですが、意味が重なり区別しにくい同音語の直しなので気になりました。新聞は好意を統一表記にしていると説く辞書もありますが、厚意と使い分けています。

 直す前の共同の文を読むと「自分は好意で助けてもらえて本当にありがたかった」でした。共同の用語の手引は好意を「親切な」、厚意を「思いやりの」気持ちと説明しています。ただ「慕わしい」方の好意もあるので、厚意に直して紛れを避けたと思われます。とはいえ親切と思いやりの違いは紙一重です。好意と厚意を手持ちの辞書で引いたら堂々巡りに陥りました。

 一つ違うのは好意が自分、他人両方の気持ちに使えるのに対し、厚意は主に他人の気持ちを受け止めるときに使うことです。 (重松洋一)

 

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