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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>意味と読み方

 普段、一続きで読んでいる言葉の中に、本来は区切って読むものがあります。よく例に挙がるのが「綺羅星(きらぼし)のごとく」です。本来は「綺羅(きら)・星(ほし)のごとく」と読みます。綺羅は、きれいな服や正装した人のことで、きれいな服で着飾った人が居並ぶ様子を星に見立てたものです。

 「間髪(かんぱつ)を入れず」も、元々は「間・髪(はつ)を入れず」です。間に髪の毛一本入れる隙間もないことから、すぐにという意味です。

 他にも「魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)あり」も「魚(うお)、心(こころ)あれば、水(みず)、心(こころ)あり」です。魚に水と親しむ心があれば、水もそれに応える心が生まれるということで、一方が好意を示せば、もう一方も好意を持つようになる、という意味です。

 ところが、「綺羅星(きらぼし)」「間髪(かんぱつ)」「魚心(うおごころ)」を見出しに立てて載せている辞書もあるように、現在は、一続きの読み方が一般化しているともいわれます。

 区切って読むかどうかは、読む側に任されています。でも意味を知ると、何となく区切って読みたくなりませんか? 

  (浴野裕)

 

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