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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>夫婦はふうふ

 「女王」の読みが「じょおう」だと知ったのは三十歳すぎでした。「夫婦」が「ふふ」でなく「ふうふ」、「披露」が「ひろ」でなく「ひろう」と読むように、「女王」は「じょうおう」だと思い込んでいたのです。

 漢字の中国音とは違うものを内閣告示の常用漢字表では「特別なもの、用法の狭いもの」として、音訓欄で一字下げにしたり、備考欄で言及したりしていますが、「女」の字の項に「じょ」はあっても「じょう」はありません。「じょうおう」という読みに国のお墨付きはないのです。ただ、辞書で「じょうおう」を引くと「→じょおう」としているものはあります。

 他の字や語と結び付くと読みが変化する漢字は随分あります。「連濁」「音便」のほかにも「夫婦」のように「う」を足したもの、「詩歌」のように「い」を足したもの、「通夜」のように「う」を削ったものすらあります。

 私たちは、何の疑問もなく「ふうふ」「ひろう」と読みますが、考えてみるとすごいことかもしれません。 (佐藤京次)

 

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