東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 放送芸能 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【放送芸能】

バラエティーで通用しない!? フルいタチ激戦区に

 フリーアナウンサー古舘伊知郎(61)が司会を務めるフジテレビのバラエティー「フルタチさん」(日曜午後7時)が6日から始まる。今年3月末に「報道ステーション」(テレビ朝日)のメインキャスターを降板して以来、初のレギュラー番組だ。人気番組がひしめく激戦区に、得意の話術で勝負を挑む。 (砂上麻子)

 「若干の後悔はあります」。レギュラー番組への意気込みを問われると、意外な答えが返ってきた。「激戦区を任せてもらえるのはありがたいが、怖いやら、いろんな心境がないまぜになっています。激戦区ですからちょっと数字を上げただけで、大躍進と思ってもらえる。そこを狙うしかないかな」と苦笑いする。

 番組は「ひっかかる」をキーワードに、古舘が世の中のひっかかる人や物を独自の視点で解説する。「ぱっと答えが出るものを提供しようとは思わない。それは検索でやればいい」ときっぱり。大事なのは想像力だという。「謎を謎のままにして、現代はすぐに答え(のようなもの)を見つけた気になって安心する時代ですが、本当に答えを見つけたんですか?と思う。想像力を巡らせて、日常の煩雑な世界に埋没しているものを掘り起こしたい」

 「フルタチさん」と並行して、フジの火曜深夜「トーキングフルーツ」の司会も務める。「司会者も一つの番組だけやっている時代ではない」と語る。「深夜は研究所みたいなところがある。有名無名を問わず、その道の専門家を呼んで、同じテーマや出演者で『フルタチさん』にも登場してもらう」と二つの番組の連動を試みる。

 フジでのレギュラー番組は約16年ぶり。報ステを降板した後、最初に出演を依頼してきたのがフジだった。「(局アナだった)テレ朝を退社して、フリーになったときも最初にお世話になった。今回も最初に声をかけてもらえてうれしかった」と恩義を感じる。

 気になるのが視聴率。「視聴率原理主義になると、あまたの番組と同じになる。視聴率も十分に気にするが、チャレンジングなこともやらせてもらいます。その両方、やじろべえになりながら、七転八倒している姿を見てほしい」と語る。

 取材の最後には「『古舘はバラエティーで通用しない可能性あり』と書いてください。見出しで『おっ』と目を引くじゃないですか」。冗談とも本音ともつかない古舘節が飛び出した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報



ピックアップ
Recommended by