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【放送芸能】

開運!テレ東 新本社 あすから放送開始

 「開運!なんでも鑑定団」や「出没!アド街ック天国」など個性的な番組づくりで存在感を発揮するテレビ東京が、東京・虎ノ門から六本木3丁目に移転し、7日に新本社から初めて電波を「送出」して本格稼働する。テレビ業界には「新社屋に移ると視聴率が落ちる」というジンクスもあるが、そこは業界の常識をたびたび覆してきたテレ東。はたしてジンクスを打ち破り、さらなる飛躍ができるか注目が集まる。(砂上麻子)

 先月十二日、同局が誇る人気アナウンサー狩野恵里さん(30)が、自ら新フロアを案内するメディア向け見学ツアーが行われ、新聞や雑誌の担当者約二十人が参加した。狩野アナがキャスターを務め、七日に始まる新ニュース番組「ゆうがたサテライト」の宣伝を兼ねているとはいえ、人気アナを投入するサービス精神はさすがテレ東!!

 新本社が入居するのは東京メトロの「六本木一丁目駅」に直結する四十三階建ての「住友不動産六本木グランドタワー」の低層階。他の在京キー局が都心に自社ビルを構えるのに対し、旧社屋に引き続き賃貸だ。「テナントのため、ビルの外側に『テレビ東京』の看板はかけられません」。狩野アナの明るい笑顔とは裏腹に、業績で最下位に甘んじてきた局の悲哀がにじむ。

 ただ、これまで神谷町駅周辺の四カ所に分散していた部署やスタジオを集約、地上波と系列のBSジャパン放送も同居し、高橋雄一社長は「社内の一体感が高まった」と評価する。

 狩野アナの案内で向かった先は報道スタジオ。ここから「ゆうがたサテライト」のほか「ワールドビジネスサテライト」などニュース四番組が放送される。

 スタジオの隣は「生放送の心臓部」でもある副調整室。数多くのモニターが並び、狩野アナも「こんな感じで放送しているんですね」と感激しきり。

 スタジオと同じ階にある報道フロアには、旧本社にはなかった「速報デスク」が設置されている。狩野アナが原稿読みを披露。よどみない語り口にさすがと感心していると、足元は、はだし。「原稿を読む時は靴を脱いでいる」という狩野アナ。ただ、「ゆうがたサテライト」では全身が映るので、狩野アナのはだし姿は残念ながら見られない。狩野アナは「まだ真っ白な壁のように、これから自分たちの色に染めていきたい」と愛らしく笑った。

◆移転の呪い…出没!にNO

 放送業界には「新社屋に移ると駄目になる」というジンクスがある。社屋を新しくすると視聴率が落ちたり、不祥事が起きるというのだ。

 TBSは1994年、東京・赤坂に通称「ビッグハット」と呼ばれる新本社を建設。95年、オウム真理教事件に絡む「TBSビデオ問題」が発覚、厳しく批判され、局のイメージに大きな打撃を受けた。

 フジテレビは97年、新宿・河田町から、球体の展望台が特徴的なお台場の新社屋に移転。既に94年には12年続いた「年間視聴率三冠王」を日本テレビに奪われていたが、2003年まで日テレの後塵(こうじん)を拝する屈辱。04〜10年は再び三冠王に輝くが、11年以降、現在までより深刻な不振に陥っている。

 日テレは04年に麹町から汐留に移転すると、10年まで王座から陥落した。

 都市伝説のようにささやかれるジンクスに、テレビ東京の幹部は「うちはもともと低いので、後は上がるだけですから」と余裕を見せるが…。

◆狩野アナ「自然体で」GO

 狩野恵里アナに、新番組「ゆうがたサテライト」(月−金曜、午後四時五十四分)への意気込みなどを聞いた。

 −メインキャスターは初めて。プレッシャーは。

 プレッシャーが大きすぎて感じません。誰もが想像しなかった人選だと思います。他のキャスターと比べて知識、経験値に差があるので、分かったふりをせずに等身大の自分で、頑張りたいです。

 −放送に向けどんな準備をしているか。

 経済ニュース中心の番組なので、日本経済新聞をじっくり読むようにしています。でも、まだよく分からないんです(笑)。ジャンルを絞らず、いろんなことに興味を持ちながら、知識を吸収していきたいです。

 −平日夕方はニュース番組の激戦区。どういう番組にしたいか。

 テレビ東京らしい切り口でニュースを伝えたい。プロデューサーからは「週五日は取材に行ってもらう」と言われているので、取材現場にも積極的に出かけていきます。

 −今年十月、三年半アシスタントを務めた「モヤモヤさまぁ〜ず2」(日曜午後六時半)を卒業した。「さまぁ〜ず」から学んだことは。

 さまぁ〜ずの二人はいつも自然体でチームワークを大事にする。自分もみんなと一緒に現場を盛り上げられる人間になりたいです。

 

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