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【放送芸能】

こう見る紅白 こう聴く

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 大みそか恒例の「NHK紅白歌合戦」の出場歌手四十六組が決まった。二十四日発表された顔触れを見ると、話題曲を歌う十組が初出場する一方で、常連のベテラン勢が相次いで選外となり、世代交代が進んだ。また、視聴者参加のユニークな企画も発表するなど、例年とは違う紅白を打ちだそうとしている。 (砂上麻子)

◆悔しい

 「四十回という節目でもありましたので、正直悔しい気持ちもあります」。三十九回出場し、司会も務めた経験もある和田アキ子(66)が選外となり、コメントに悔しさをにじませた。近年の紅白ではかつてのヒット曲や名曲を歌っていたが「マンネリ」「新鮮さが薄い」と判断されたようだ。

 一部で「辞退」を表明していた三十九回出場の細川たかし(66)も不出場。二十二回出場の伍代夏子(54)、二十一回の藤あや子(55)も漏れ、ここ数年演歌のベテラン勢に吹く逆風は今回も続いている。

 代わってアイドルグループ「欅坂46」、大ヒット映画「君の名は。」の主題歌を歌った「RADWIMPS」、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌を歌った宇多田ヒカル(33)らが初出場する。

◆新しい

 「紅白も新しいチャレンジを始める年」と語ったのは同局のエンターテインメント番組部の井上啓輔部長。そんな「新しい紅白」を印象づけるのが視聴者が参加する企画だ。

 「AKB48」は「夢の紅白選抜」を実施する。国内各地で活動する姉妹グループを含めた約三百人のメンバーを対象に視聴者が投票し、その結果で紅白の舞台に立つメンバーを選ぶ。

 また、初出場の桐谷健太(36)のヒット曲「海の声」を歌う人を募集。桐谷とスタッフによって選ばれた人たちの歌声と映像を収録し、本番で流す。同じく初出場のお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」らの「RADIO FISH」は「PERFECT HUMAN」を、公募で選ばれた視聴者たちと一緒に踊る。

◆特別枠

 出場者には名を連ねなかったものの「特別枠」での出演が期待される歌手もいる。年内で解散する「SMAP」は、番組スタッフがぎりぎりまで交渉を続けるという。世界で話題となっているピコ太郎は企画枠での出場が検討されている。

◆フレッシュさ いまいち…

 <コラムニストの桧山珠美さんの話> ベテラン歌手が減って世代交代は進んだが、フレッシュな印象はあまりなく、この人を見たいと思える歌手が年々少なくなる印象。そもそも大ヒット曲が生まれにくくなっている時代に、どの世代からも人気のある歌手が出場する紅白など理想でしかない。「紅組VS白組」ではなくいっそ「ヤングVSベテラン」の世代対決にした方が白熱するのではないか。

◆歌番組初挑戦 総合司会・武田アナ

 総合司会は武田真一アナウンサー(49)に決まった。「ニュース7」のキャスターを務めるベテランだが、歌番組の司会は初めてという。今春の地震で大きな被害を受けた熊本県出身とあって「熊本や東日本大震災の被災地の方々、先の見えない状況にいる方々に『来年も頑張ろう』と思ってもらえるようにしたい」と語った。

 

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