東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 放送芸能 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【放送芸能】

伊原剛志 舞台から30年超「行動に移す年」

「どんな落語家名をいただけるか楽しみです」と話す伊原剛志=東京都渋谷区で

写真

 映画、テレビ、舞台で活躍する俳優伊原剛志(つよし)(53)が、落語家の桂雀々師匠の下で本格的な稽古を積み、三日に高座デビューを果たす。影のある男から家族思いの父親まで幅広くこなす伊原だが、なぜ今、落語家を目指すのか。 (深井道雄)

 「舞台でデビューして三十年以上たち、ことし正月、これまでの俳優生活でやってみたいと思ったことを積極的に行動に移す年にしようと『一年の計』を立てたんです」と明かす。その一つが落語。もうひとつは音楽で、こちらも仲間とデュオを組み、練習に励んでいる。「これからの人生に種をまくというのでしょうか。落語で“三の線”が広げられたら」と笑う。

 大阪育ち。子どものころは、どちらかといえば漫才で笑っていたが、一九九六年のNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で桂枝雀師匠と共演したのをきっかけに落語に関心を持った。五年ほど前からは仕事の合間を縫っては高座に通い、DVDやインターネットでも落語を聞いてきたという。

 「今年四月末に枝雀師匠のお弟子さんの雀々師匠の独演会を大阪で聞き、すっかりとりこになってしまったんです。教えてくださいと、手紙を書いて会場の受付に預けて新幹線に乗ったら、間もなく師匠から電話がかかり『会いましょう』と。会ったら『稽古だけではつまらんでしょう、高座に上がるつもりで』と、とんとん拍子に進んで…」

 今夏は、ロケで海外に行くことが多く、本格的に雀々師匠から稽古をつけてもらったのは十月から。「ビデオなどで、せりふ起こしをし、何度も聞いて、師匠の前でやったんですが、師匠は、こちらが失敗すると大笑い。近く高座の話があり、その際、名前をいただくことになっています。手ぬぐいと扇子は師匠からいただき、着物と帯を買いそろえました。来年は海外で(映画の)撮影、日本では落語か音楽を、そんな生活になったらいいなと思います」

 俳優伊原剛志と掛けて、落語家と解く。その心は−

 最後に謎掛けを求めると「そこまで当意即妙はまだまだ。修業中です」と笑った。

   × × ×

 伊原の高座デビューは、三日の国立演芸場の桂雀々独演会「雀々の逸品」で。主催者側によると、チケットは売り切れている。

◆主演映画公開中

 伊原主演の映画「家族の日」が公開中。子どもがいじめ問題に巻き込まれたのを契機に、家族で過疎の山奥へ引っ越し、本当の家族のあり方に気づいていく物語。伊原は家族の絆を取り戻そうと苦悩する父親を演じている。他に出演は、田中美里、平田満、岸部一徳ら。大森青児監督。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報



ピックアップ
Recommended by