東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 放送芸能 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【放送芸能】

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」あす公開

 遠い昔、はるかかなたの銀河系で…。SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」シリーズのオープニングで流れる有名な文章の一節が映画化された。十六日公開の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」は、「エピソード4」(日本公開一九七八年)と「3」(同二〇〇五年)の間で起きた物語を描いた、もう一つの「スター・ウォーズ」。来日したギャレス・エドワーズ監督(41)は手応えを語る。 (鈴木学)

 シリーズ最初の作品となった4の冒頭で、ヒロインのレイア姫がドロイド(ロボット)R2−D2に託す帝国軍の究極兵器デス・スターの設計図。今作では、それをいかに手に入れたかが明らかになる。

 新作とはいえ、帝国軍に立ち向かう反乱軍が設計図を入手したことは知られた事実。結果ありきの物語を引き受けるのは嫌でなかったのか。「『タイタニック』は、結末が分かっていても楽しめましたよね。過程は私に委ねられたので、ハラハラドキドキの展開にできたよ」。エドワーズ監督はニヤリと笑う。

 銀河系の正義の守護者ジェダイの騎士と、相対するダークサイドの戦いを軸に展開するシリーズ。1〜6は男性が主人公だが、女戦士ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)が仲間と決死のミッションに当たる今作は、昨年の第七作に続き女性が主人公になる。

 デス・スターをめぐる今作のアイデアは、4のオープニングシーンに触発されて製作総指揮のジョン・ノールが思いついた。女性の主人公は、彼の「自分の娘たちが憧れるような人を主人公にしたい」との思いを受け入れた結果だとエドワーズ監督は明かす。少年がジェダイの騎士に成長していく姿を描いた4に対し、その前日譚(たん)である今作は「戦いに明け暮れた少女が、平和な家に戻ることを夢みるという全く反対の話にしたかった」と話す。

 「ローグ・ワン」は反乱軍の極秘チーム名。ローグは「ならず者」の意味で、ジンも科学者の父と生き別れ、窃盗や暴行などを働き生き抜いてきたローグだ。今作のミッションには、超常的な力を持つジェダイはいないが、それが特別な力を持たない者だけでも、力を合わせることで世界を変えられるとのメッセージになっている。

 そんな新しい世界観の一方で、シリーズを貫く家族の物語は、ジンと父親の愛と葛藤のドラマとして受け継いだ。「『スター・ウォーズ』の世界観からかけ離れずに新しい要素を入れる、そのバランスに気をつけた」と明かす。

 監督自身「スター・ウォーズ」の大ファン。ダース・ベイダーの演出は「夢のようだった」が、「フォースで殺されるかもしれないと思うと、恐ろしくて何も言えなかった」と冗談めかして言う。「スター・ウォーズ」の世界にどっぷりと浸った二年半。「撮影を終えた今の生活が現実じゃない気がするよ」と笑う。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報



ピックアップ
Recommended by