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【放送芸能】

2016年間視聴率 「スマスマ」唯一の30%超え

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 人気グループ「SMAP」の解散騒動やTBSドラマのエンディングで流れた「恋ダンス」ブーム、録画視聴も加えた「総合視聴率」の登場など、今年のテレビ界もさまざまな出来事が起きた。今年1年を視聴率で振り返る。 (砂上麻子)

◆解散騒動謝罪

 年明けまもなく、SMAPの解散騒動が起き、グループの行方に大きな関心が集まった。メンバー五人がそろって出演し、騒動を謝罪した「SMAP×SMAP」(フジテレビ、一月十八日放送)の視聴率は31・2%で今年トップとなり、唯一30%を超えた。

 放送開始五十年を迎えた「笑点」(日本テレビ)では、第一回からただ一人出演し第五代司会者を務めていた桂歌丸が五月二十二日で勇退。同二十九日には後任の春風亭昇太が初めて司会を務め、高視聴率を記録した。正月の「箱根駅伝」やNHKの連続テレビ小説は安定した人気を見せた。

 民放ドラマでは「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日)が20%前後をキープし、シリーズを通しての人気。NHK大河ドラマ「真田丸」は、三谷幸喜の脚本と魅力的な配役で話題を集めた。エンディングで出演者の踊る「恋ダンス」が話題になった「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)は、初回から視聴率が右肩上がりで上昇。今回の集計期間(一月一日〜十二月十八日)が過ぎた二十日放送の最終回は同番組最高の20・8%を記録した。

◆総合視聴率が登場

 視聴率の集計方法も変わった。ビデオリサーチは十月、関東地区での視聴率調査の対象世帯数を六百から九百世帯に拡大。この世帯を対象に、番組を録画して再生視聴する「タイムシフト視聴率」の測定も始めた。リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率を合わせた「総合視聴率」という新たな指標が登場した。

◆年の瀬「逃げ恥」話題に

 年の瀬が迫り、話題を一手に集めたのがTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。「プロの独身」「愛情の搾取に断固反対します」など数々の名ぜりふに加え、新垣結衣や星野源が踊る「恋ダンス」も話題になった。同局の峠田浩(たわだゆたか)プロデューサー(37)に聞いた。

 −初回から一度も視聴率が下がらず、視聴者に受け入れられた要因は。

 野木亜紀子さんの脚本と新垣さんらキャストの素晴らしさ。僕たちの予想以上の化学反応が起きた。

 このドラマで考えたのは多様性、みんな違っていいということ。寛容性があるドラマにしたかった。みくり(新垣)や津崎(星野)のほか、百合ちゃん(石田ゆり子)も、沼田(古田新太)も、みんな違う生き方をしている。キャラクターの誰かに自分を重ね合わせて見てもらえたと思う。

 −「恋ダンス」は多くの人がまねをして踊った。

 制作側がドラマを楽しんで作っていることを表したかった。その一つが「恋ダンス」。振り付けは難しいのに、こんなに踊ってもらえるとは予想以上だった。

 −「逃げ恥」ロスに陥っている人も多い。

 制作側も寂しい。みくりと津崎にまた会いたい。

 −タイムシフト視聴率も好調だった。

 多くの人に見てもらえたということなので、単純にうれしい。民放なのでCMを見てもらうのも仕事。リアルタイムで見てもらうにはどうしたらいいかはこれからの課題。若い人がテレビを見なくなっていると言われるが、そんな人たちにドラマを見てもらうにはどうすればいいのか、手探りでやっていくしかない。

 

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