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【放送芸能】

押尾コータロー 超絶技巧15周年 来月から全国ツアー

 卓越した技巧で“ギターの魔術師”の異名を取るアコースティックギタリストの押尾コータロー(48)が今年、メジャーデビュー十五周年を迎える。昨年十一月には通算十四枚目となるオリジナルアルバムを発売。二月からは全国四十七都道府県を巡る記念ツアーをスタートさせる。 (安田信博)

 「ここまで続けてこられて感謝の気持ちでいっぱいです」。押尾は淡々とした口調で振り返る。特に最近は、ファンに背中を押されていることを実感するという。「『元気が出ました』と言われると、勇気をもらって、もっといい曲を作ろうという気持ちが湧いてくる。たかがインストゥルメンタル、されどインストゥルメンタルです」

 新アルバムのタイトルは「KTR×GTR」。自らの名前とギターの子音だけの表記が似通っていることに気付き「かけがえのない相棒」への感謝の思いを込めたと押尾は説明する。

 アルバムにはCMや、テレビ番組のテーマ曲など全十六曲を収録。昨年二月に劇場公開されたアニメ「同級生」のテーマ曲「Innocent Days」や挿入曲「空と風のワルツ」は押尾としては新たな試みで作ったという。「アニメの曲を手掛けるのは初めて。ギターで指を動かしながらではなく、指が届くかどうかを考えず自分が歌いたいように自由に作ったので、よりメロディアスでロマンチックなラインが出来上がった」と明かす。

 弦を爪弾き、たたき、メロディーとリズムを同時に奏でる独特のハーモニーを醸し出す。ベースやパーカッション、さらにはピアノのような音色もギターで生み出す。「(今作では)バリトンギターやプラスチックボディーのギター、ウクレレなど多彩な楽器を使っている。バリエーションに富んだ音色を楽しんでほしい」と押尾は話す。

 アマチュア時代、河島英五さんが企画した阪神淡路大震災復興支援コンサートに参加したのを機に、河島さんが経営するレストランで演奏するようになった。河島さんの「ただ演奏するだけではだめ。曲について話した後に演奏すれば、話した言葉が聴いた人の景色になり歌詞にもなる」との助言を胸に刻む。河島さんの勧めでソロに転向し、メジャーデビューしたのは河島さんが亡くなって一年後。「今も僕の心の中に常にいて、温かく見守ってくれているような気がします」

 全都道府県ツアーは二月四日の神戸市を皮切りに、七月二十二日の札幌市まで続く。東京は七月十四日に東京国際フォーラム・ホールCで。その他の関東各県での公演は六月三〜十六日。

 

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