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【放送芸能】

NHKEテレ「ねほりんぱほりん」 大人を教育 過激トーク人形劇

 モグラとブタの人形劇で本音に迫るNHKEテレのトークバラエティー「ねほりんぱほりん」(水曜午後11時)が話題を呼んでいる。魅力は何と言っても、人形のかわいさと過激トークのアンバランスさ。目指したのは「大人のエデュケーション(教育)」という番組の狙いに迫る。 (砂上麻子)

 番組には、聞き役の「ねほりん」(声はお笑い芸人の山里亮太)と「ぱほりん」(声はタレントYOU)という二匹のモグラとゲストが扮(ふん)するブタが登場。

 昨年十月の番組開始以来「元薬物中毒者」や「二次元しか本気で愛せない女たち」「ハイスペ婚の女」など、NHKにはあまり似つかわしくない危なげな人たちがゲスト出演し赤裸々なトークを展開する。

 元薬物中毒者の回では、「一回吸ったら中毒」「三十分トイレの明かりに見ほれる」など生々しい体験談が語られた。ねほりんの声を担当する山里も「NHKの人形劇としての安定感があるが、よく聞いたら、ゲスいことを話している。培ってきた伝統をぶち壊す攻めっぷりに驚いています」と舌を巻く。

 「最初はインターネットを見ている人をテレビに振り向かせたいという思いから始まった」と話すのは大古滋久(おおこしげひさ)チーフプロデューサー(CP)。ネットで人気のブロガーに出演を依頼したところ、ネットでは「顔が出ないから自由に発言できる」と言われ、スタッフから出たアイデアが「人形劇」だったという。

 Eテレは人形劇の歴史も長く、人形を操る「操演」と呼ばれるスタッフもいる。番組にはベテランの操演スタッフが参加しており、人形の細かな動作や表情変化は番組の見どころの一つ。大古CPは「顔が出ないのでゲストもリラックスして話せる。子ども番組の伝統だった人形劇が新しいモザイクとして進化した」と説明する。

 一番苦労するのは人探しだという。有名人としか付き合わないという「プロ彼女」(パイロット版として二〇一五年七月放送)では、スタッフが都内のバーで隣に座った人が「心当たりがある」という一言から、知り合いの知り合いという細いつてをたどって探し当てたという。

 伝えたいのは「ニンゲンって面白い」ということだと大古CP。「人間だもの、楽しいことや悲しいことがある。いろんな価値観をくみとれる番組にしたい」

 ちなみにゲストがブタなのは「タブーを話してもらうから、逆から読んで『ブタ』です」と大古CP。

 これだけ人気を集める番組だが、惜しくも三月二十二日で最終回を迎える。続編を期待する声もあり、大古CPは「ぜひ、復活させたい」と意気込む。

 

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