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【放送芸能】

引退「許してニャン」 アイドルの求道者・ももち、教職員目指す

 6月末をもって芸能界を引退し幼児教育の道に進むアイドルがいる。カントリー・ガールズの「ももち」こと嗣永桃子(つぐながももこ)(25)だ。HKT48の指原莉乃が「完璧なアイドル」と評し、影響を受けたアイドルも多いとされる嗣永。最後のツアーを目前に語る、引退、そしてアイドルとは。 (鈴木学)

 「ラストシングルにラスト写真集…。スケジュールを見ていると、ラストスパートに差しかかっている感じは実感します」

 事務所の先輩の「モーニング娘。」に憧れ、小学五年でアイドル集団「ハロー!プロジェクト」入り。アイドルグループ「Berryz工房」でメジャーデビューし、その無期限活動停止後の二〇一五年からは今のグループで活動してきた。相手をいら立たせるようなぶりっ子キャラと「許してニャン」のフレーズで認知度を上げた。

 「かわいさは日々更新されている」「私以上のアイドルはなかなか生まれないと思うんですよね」といった言葉をサラッと言ってのける。不思議と目の前で言われると、嫌な感じはしない。「愛される力は備わったと思います。この十五年、どうしたら人から好かれるかを研究してきたので。自信がない姿をお見せするのはファンの方にも失礼ですし」。プロ意識は高い。

 「アイドルは顔」だと言う。かわいいは単に顔のパーツが整っていることではない。「内面からキレイにならないと、元気になれると言っていただける本当にかわいい顔にならない。私は嫌われやすい性格なので『あなたは嫌いかもしれないけど、私は好きだよ』と誰にでも接するようにしてきました」

 アイドルになりたくて入った芸能界だが、グループの後輩たちも一人前に育ち「私も次のステップに進まないと」と後押しされた。幼い子どもの世話が好きで、アイドル活動の傍ら、大学で幼児教育を学んできた。幼稚園と小学校の教員免許を取得。アイドルを卒業した後を考えた時、幼児教育に進むのは嗣永の中では自然な流れだった。引退後に改めて勉強し、自分に合う幼児教育分野を決めるという。

 ももち伝説の有終の美をどう飾るのか。「今はご期待くださいとしか言えないです。ただ、十五年の歴史を感じていただけるステージにしたいとは思います」

 嗣永の考えてきたアイドル像は明確だ。「頑張る姿も見せて、ファンの皆さんと一緒に頑張っていくのもすてきですが、“裏”(レッスンや学業との両立などの苦労)は見せず、輝いている部分だけを見せるのが私のアイドル像です」。カントリーの後輩たちも、ももちイズムはしっかりと受け継いでいるという。

     ◇

 嗣永にとって最後のシングル「Good Boy Bad Girl/ピーナッツバタージェリーラブ」は先月発売。ラストツアーは4月9日の大阪からスタート。東京は5月4日、中野サンプラザで。

 

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