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【放送芸能】

再出発・そっと後押し 被災家族描くドラマ「絆」主演・役所広司

 俳優の役所広司(61)が、23、24日に2夜連続で放送されるNHKの特集ドラマ「絆〜走れ奇跡の子馬」に主演する。東日本大震災の被災者に対する無力さを「役者って1人じゃ何もできない。ミュージシャンならギター1本でぱっと現地に行けるけど。僕らは地道にドラマを作り、あとは炊き出しをするぐらい」と苦笑まじりに嘆く。だから被災した家族の再生を描いた本作への出演を「非常に光栄」と感慨深げに話す。

 震災で亡くした息子(岡田将生)が残した子馬を娘(新垣結衣)と共に、競走馬へ育てる寡黙な男を誠実に演じた。「被災された方が見たらどう思うか」と不安もあったが、ロケで地元のエキストラに会って驚いた。「陽気なんです。ドラマに参加することを予想以上に楽しんでくれる。僕ら撮影隊の方が元気をもらいました」

 だがロケへ行くたび、東京電力福島第一原発事故で汚染された土が積み上がっていく。「何より人がいなくなり、深刻だなあ、復興はまだまだだとやっぱり思う」

 ドラマの舞台となった福島県南相馬市は、伝統行事「相馬野馬追(のまおい)」が1000年続き、人と馬が共に暮らしている印象を受けた。「地域の外に出た人たちが、その祭りに帰ってくることが本当の復興なのでしょう。撮影現場にも必ず馬がいて、みんなが触って話しかけ、つらい毎日も馬が癒やしてくれました」

 物語ではその馬を通し、家族や町の人々が絆を取り戻していく。ドラマは今、どんな役割を果たすことができるか。「ちょっとした夢をかなえるために頑張ろうということでしょう。全国の視聴者や被災された方々が、少し元気を出してくれるといいなと思います」

◆再編成・うたのお兄さん交代で決意新た

 NHK・Eテレの子ども番組「おかあさんといっしょ」で、昨年から「うたのお姉さん」を務めている小野あつこ。相棒の「うたのお兄さん」を九年務めた横山だいすけが三月末で“卒業”となり、交代の記者会見で見送った。

「何も分からないところからスタートし、だいすけさんが一年間支えてくれた」。涙ながらに感謝した。

 後任のお兄さん、花田ゆういちろうについては「すごく柔らかくて優しい印象。一緒にどんな歌を歌い、子どもたちに何を届けられるかが楽しみ」。教える立場になっても頑張ると力を込める。「だいすけさんからいろんなことを学び、教えてもらった。しっかり引き継いでいきたい」

◆4人組・再集結「SONGSスペシャル」ディズニー愛競う!?

 ミュージカル俳優の井上芳雄(37)と山崎育三郎(31)、俳優の城田優(31)、歌舞伎役者の尾上松也(32)が、NHK総合「SONGSスペシャル ディズニーミュージカル名曲集」(二十五日午後十時半)に出演し、ディズニー映画の楽曲を熱唱する。

 披露するのは大ヒット映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go〜ありのままで〜」のほか、現在公開中の映画「モアナと伝説の海」「美女と野獣」など名曲十曲。四人は二〇一五年に上演されたミュージカル「エリザベート」に出演したほか、それぞれ声優としてもディズニー映画に出演している。

 尾上は歌番組で歌うのは初めてといい「緊張したが、ディズニー映画の大ファンなので楽しく収録できた」と笑顔を見せた。

 四月公開の実写版「美女と野獣」で日本語版の吹き替えを担当した山崎は「日本のミュージカル俳優の中で一番ディズニー愛にあふれている」と自賛。尾上と城田が対抗心をむき出しにすると、年長者の井上も「じゃあ、俺も」と参戦し、取材陣を笑わせた。番組では四人で「Let It Go」を歌う場面もあり、井上が「(アナ雪の)再ブームが来るんじゃないかと思います」と出来栄えに自信を見せた。 (砂上麻子)

 

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