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【放送芸能】

サミュエル・L・ジャクソン 怪獣に負けぬ存在感 映画「キングコング髑髏島の巨神」

 映画「キングコング 髑髏島(どくろとう)の巨神」(ジョーダン・ボート=ロバーツ監督、25日公開)は過去のコング映画とひと味違う。描かれるのは調査のため潜入した太平洋の孤島で未知の巨大生物に遭遇した人間たちのサバイバル劇だ。島の守護神キングコングらを前に無力な人間たちの中、ただ1人、コングへの敵意をむき出しにする軍人パッカードを演じたサミュエル・L・ジャクソン(68)がひときわ存在感を放っている。 (鈴木学)

 島を破壊され怒ったコングにより、ベトナム戦争を共に戦った部下を失い、パッカードは復讐(ふくしゅう)を誓う。コングに劣らない迫力がスクリーンからあふれる。

 「彼は元来戦士で責任感が強い。無事に家に帰すと誓った部下たちを、コングにやられてしまうんだからね。地球には人間より強く速く大きい生き物はいるが、人間には想像力がある。それによって手なずけ、成敗できる方法があるはずだと彼は思っているんだ」

 「スター・ウォーズ」シリーズのジェダイ・マスター、メイス・ウィンドゥ役など名脇役で知られ、史上最高の興行収入を上げた俳優として二〇一一年にギネス認定されたジャクソン。本作への出演理由を「自分が子どもだったら見たかったからだよ」。沼や森での撮影に応えられるよう体力を付けて臨んだという。

 島の生態系を乱す人間に容赦のないコングは自然の象徴に思える。「そういう見方もあるね。人知を超える何かに出合った時の対処も、この映画から考えてもらいたい。それと、あんな巨大生物がなぜ存在するかを考え合わせながら見ると、面白いと思うよ」

 一四年公開の「GODZILLA ゴジラ」に続く、人類と怪獣との戦いを描く「モンスターバース」の第二弾。本作は二〇年公開予定の「ゴジラVSキングコング」の序章にも位置付けられ、エンドロールの後の映像も見逃せない内容になっている。

 本作の舞台は一九七三年で、コングは「成長期の若者」という設定。今後、さらに巨大になるはずだ。ゴジラとコング、どちらが強いのか。「コングの方が強いと思いたい。映画を見れば分かるけど、彼は考える生き物だ。対して、ゴジラは捕食生物というか、食い荒らしていくだけの存在。ゴジラに勝つ方法を見いだすんじゃないかと期待したい」。その作品にも出演し勝負の行方を見届けたいかと聞くと、身を乗り出して言った。「もちろんだよ」

 

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