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【放送芸能】

加山雄三 はじける元気 ライブで新曲も「常にポジティブ」

 あの若大将が11日、80歳の誕生日を迎える。「80歳と聞くと昔は弱々しい印象だったけど、全然違うな」。加山雄三には今も日焼けした顔に白い歯が似合う。21日には東京・有楽町の東京国際フォーラムでライブを開く。3月に発売されたリミックスアルバムにはヒップホップやラップの若いアーティストが参加し、加山の楽曲をアレンジした。幅広い世代から支持される若大将はとどまることを知らない。 (鈴木学)

 歌手デビューから今年で五十六年。作った曲は五百三十五曲に上る。加山は「音楽は一生の友」と話し、音楽活動に衰えを感じさせない。バラード系のヒット曲の印象が強いが、元々はロック少年で、ここ数年はロックフェスティバルにも意欲的に出演している。

 「(米歌手)トニー・ベネットは八十歳を過ぎて、レディー・ガガとデュエットしているじゃない。元気で声も出れば、やったらいいんだよ」。二十一日のライブでも新曲を披露するつもりだ。

 リミックスアルバム「加山雄三の新世界」には、スチャダラパー、RHYMESTER、水曜日のカンパネラ、ももいろクローバーZなどが参加。「海 その愛」「君といつまでも」など加山の代表曲八曲を、それぞれヒップホップやラップ調に再構築し、新たな彩りを添えている。

 二〇一五年にリリースされた「お嫁においで2015 feat. PUNPEE」がユーチューブにアップされると、再生回数は二百三十万回を超える話題に。アルバム化の話が進み、ももクロや水カンも加わった。「世代を超えてつながれるのはうれしいね。彼らも喜びを感じてくれていることも分かった」と加山は語る。

 一方、俳優業では久しく姿を見ていない。「人生という舞台で『加山雄三』をやっているから」と笑いながら、「俳優はやらないわけじゃない。黒沢映画の『椿三十郎』とか、やる以上は面白いものをオファーしてほしいね」

 若さの秘訣(ひけつ)を絵や陶芸、ギター、船の設計など「好きなことだけ」をやることだと明かす。多額の借金を抱えたり、命に関わるような大けがを負ったりしたこともあったが、前向きさは失わない。「祖母に『苦難は神さまのお試しで、乗り越えたら、乗り越えただけの力を天からいただけるんだ』と教えられた。それにポジティブでいればポジティブな人が集まってくる。すると、道も開けていくんだよ」

 十二日には、忌野清志郎(故人)や福山雅治、ベンチャーズら十一組が加山の楽曲をカバーしたトリビュートアルバム「Respect KAYAMA YUZO」もリリースされる。ライブの問い合わせは、キョードー横浜=(電)045・671・9911。

 

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