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【放送芸能】

松井玲奈に制限なし 映画「笑う招き猫」 清水富美加とW主演

 絶妙な会話センスの群像劇で定評のある飯塚健監督による映画「笑う招き猫」が29日、公開される。ダブル主演は松井玲奈(れな)(25)と2月に突然出家し芸能界から姿を消した清水富美加(22)。清水の騒動ばかりが注目を集めたが、元アイドルの松井にとっても、体を張った芝居で俳優としての覚悟を示した作品となった。「制限をかけずに挑戦していきたい」と意欲を見せる。 (鈴木学)

 ともに27歳、売れない漫才コンビ「アカコとヒトミ」の友情と夢を追う姿を描く。OLから漫才師に転身したヒトミ(清水)。対してお金には余裕があるアカコ(松井)は髪を金髪に染めヤンキー風のいでたちで、漫才ではトリッキーなボケを繰り出す。松井は「服装も考えも信念を持っていて真っすぐなのがアカコ。頑固なところは私と似ているかな」と分析する。

 見どころの一つは、2人が全力でぶつかり合う漫才だ。やりとり一つ一つに、どうリアクションを取るのが正しいか、笑いにつなげる思考に苦労したという。

 撮影中はコンビの空気感を出すためにひたすら練習したという。周りも巻き込みながら、しゃべり倒して感覚を磨いた。「人それぞれにツボが違うのに、第一線で活躍されている人は一斉に笑う状況をつくる。本当にすごいことだって実感しました」と振り返る。

 コンビは結成5年、ともに27歳で売れていない状況。このまま続けるか、別の道を探すか、2人も揺れる。松井自身も間もなくその年齢だ。

 「27歳はまだまだ若いし、何でもできる年齢だと思います。劇中で『諦めると辞めるは違う』というせりふが出てきます。途中で投げ出すのと納得するまでやって辞めるのとは違うと理解してもらえる作品なので、ぜひ見て考えてもらえたら」と話す。

 2015年8月にアイドルグループSKE48を卒業。今は俳優業が中心だ。

 映画に先駆け、同名のテレビドラマが全4話で放送された。2人が売れる足がかりをつかもうと、お笑い動画をつくる内容で、爆破で跳び起きる寝起きドッキリなどに挑戦した。中でも、たくさんの洗濯ばさみで顔を挟み、ペットボトルロケットで引っ張る企画では松井の左右の眉毛がそれぞれ1センチほど抜けてしまい、アイドルの域を超える衝撃的な映像となった。

 「放送ギリギリの顔もしましたが、自分でストップをかけてしまうのはもったいない。新しい可能性を引き出してもらえるかもしれないので、いろいろ挑戦したいと思っています。漫才? コメディー的な仕事もチャレンジしていきたいですね」。息の長い俳優を目指している。

      ◇

 出家した清水について、何か思うことはあるのか。「何も。1人で作品を背負うつもりはないですし、俳優もスタッフの一部。この映画で学びました」と気負いなく語った

 

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