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【放送芸能】

坂本冬美、さらり自然体… 50歳で50枚目新曲

「高血圧の家系なので、塩分控えめ、お酒はグラス2杯まで。適度なウオーキングが健康法」と明かす坂本冬美

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 3月30日に50歳の誕生日を迎えた坂本冬美が、記念すべき50枚目のシングル「百夜行(ひゃくやこう)」をリリースした。昨年でデビュー30年を迎え、さまざまなことが脳裏をよぎる。「50歳になった今だから、ようやく自然体で歌えるようになった」と、気持ちも新たに生涯現役を目指す。 (小林泰介)

 「五木(ひろし)先輩から、この曲は『夜桜お七』に次ぐおまえの代表作になるよ、って言われているんです」と口元がほころぶ。

 曲名は「百鬼夜行」から鬼を取った造語だ。

 「女性の心には“鬼”の部分があり、それを隠して生きている。そんな思いが込められた歌。ただ、あまりリアルに歌うと皆さん引いてしまいますね(笑)。よく歌詞を読むと、切なくて悲しい女性像が浮かんできます。重くならないようにさらりと自然体で歌えるようになったのも年齢のせいでしょうか」

 それとも独身女性ゆえの説得力なのか。

 「それは私には分かりません! でも、伍代夏子さんが歌うと(夫の)杉さま(杉良太郎)が浮かんで幸せいっぱいになっちゃうのかな。ただ、結婚をあきらめているわけではないので、念のため」と笑う。

 そんな軽口を言えるのも、引退を考えたというほど苦悩した時期を乗り越えたからだ。恩師の作曲家猪俣公章氏と父親を相次いで亡くし、体調も崩れデビュー十五年を機に故郷の和歌山へ戻り「そのまま引退するつもりだった」という。

 重病説や死亡説まで飛び交ったが、テレビで流れてきた歌謡浪曲の大御所、二葉百合子の歌に衝撃を受け、弟子入りした。「先生から『歌の壁を何度も越えて今の私もいる、あなたもその壁に突き当たったのね』と励まされました。今の私があるのは先生のおかげです」。四十周年、五十周年を目指すときっぱり宣言する。

 

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