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【放送芸能】

テレビに映画に 一生風靡!? 大河「直虎」でも好演

 さわやかな笑顔と低音ボイスで、テレビや映画に引っ張りだこの俳優高橋一生(いっせい)(36)が、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)で、裏の顔を持つ謎めいた役を好演している。井伊家の筆頭家老でありながら今川家に内通する小野政次は、直虎に敵対する“憎まれ役”だが、そう単純でないのがこの物語の面白いところだ。「表と裏を使い分ける政次に寄り添いながら、お芝居したい」と高橋は語る。(砂上麻子)

 政次と次郎法師(柴咲コウ)、井伊直親(なおちか)(三浦春馬)は幼なじみだったが、直親が今川家に殺されたことをきっかけに、井伊家から「裏切り者」の嫌疑を掛けられ、井伊家を守るために次郎法師から名を改めた直虎とも対立する。

 政次の本心がどこにあるのかが、今後のドラマの見どころになる。「僕が言うと、視聴者の邪魔をしそうで、それはもったいない。『政次は裏切った』という直虎の視点で見てもらえると、面白いんじゃないかな」と不敵に笑う。

 直虎と政次の関係について「幼なじみとしての感覚は色濃く残っていると思う。幼なじみとして心配だし、盾になろうと行動が先に出てしまう。政次の人間らしいところがね」と話す。

 控えめながら確かな演技で存在感を残す高橋のイメージは政次の役柄とも重なるが、本人は「得してんな〜、僕」と照れる。「器用でないので、誰かの人間性にジャンプすることができない。あくまで自分の中からしか生まれない。高橋一生と小野政次が重なるのは、ある種、成功なのかな」と手応えを感じている。

 7日放送の18話では、直虎が政次の本心を知り、新たな展開を迎える。柴咲はこの時の演技について「(高橋と)魂をぶつけ合う演技ができた」と語る。高橋も「芝居はどこまでいってもごっこ遊びだと思うかもしれないが、そうではない瞬間を求めてやっているのが俳優で、柴咲さんとはそういう瞬間があった」と振り返った。

 映画「シン・ゴジラ」、TBSドラマ「カルテット」など出演作は引きもきらず、注目度も急上昇している。本人は「不思議ですね。お芝居が面白いと思ってくれているのかな。自分自身は何も変わっていない」と自然体を通す。それでも「先日、八百屋で買い物してた女性から『見てます』と声を掛けられました。ありがたいことですね。言われたことがなかったので。八百屋さんもリンゴくれました」と周囲の変化を楽しんでいる。

 3月には女性誌「anan」でヌードを披露し、大きな話題を振りまいた。「周囲の反応? 何も言われないです」と苦笑い。「『高橋一生にやらせたい』と思ってもらえるなら、今は前向きに何でもやっていこうと思っている」。まだまだ知らない顔が隠されているようだ。

 

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