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【放送芸能】

田村正和「眠狂四郎」ファイナル 「やりつくした」

 俳優田村正和(73)が、フジテレビドラマスペシャル「眠狂四郎 The Final」(放送日未定)で19年ぶりに狂四郎を演じる。近年は刑事ドラマやホームコメディーでの活躍が続いた田村だが、ニヒルな狂四郎はまさに当たり役。今回が最後になるとしながら「(寂しさは)ない。やりつくした」と晴れやかな表情を見せる。 (砂上麻子)

 柴田錬三郎(1917〜78年)の代表作である同名小説が原作。狂四郎は複雑な生い立ちを背負い、剣先でゆっくりと円を描く「円月殺法」を使う剣豪だ。

 作品は何度も映画やテレビドラマ化され、市川雷蔵や片岡孝夫(現・仁左衛門)ら数多くの名優が狂四郎を演じてきた。その中で、田村は1972〜73年、テレビドラマで主演。当時、20代後半だった田村を、柴田が「狂四郎をやらせたい」と指名したというエピソードが残る。

 「40、50代になったら、もっとよくなると(柴田に)言われた」と田村は明かす。「原作者から指名されるのは、これほど光栄なことはない。大事な作品」と思い入れも強い。

 「キャリアを終えるきっかけとなるような企画があればいい」と思っていた時、「The Final」のオファーがあり、出演を決めた。柴田の墓前にも報告したといい「柴田先生は喜んでいました。『いいんじゃない』と言っていた」とニヤリと笑う。

 見どころについて問われると「この年でもこれぐらいできるってところかな」とアピールする。「以前に近い演技をしたいが、年を取ったからしょうがない。姿勢とかには気を付けている。メークさんにお願いしてシワを少なくしてもらったり」と笑わせる。

 今回は、天涯孤独と思われていた狂四郎に「娘」を名乗る女性が現れ、出生の秘密が明らかになる。「狂四郎というのは自分の出生にコンプレックスを持っている。今回は少し明るい光が入ってくる部分がある」と語る。

 「円月殺法」も健在だ。「3日ほどかけて撮影したので、大変なスケールでお届けできるんじゃないかな。時代劇はお年寄りにはたまらないと思うが、今作は若い人にも見てほしい」と期待する。

 

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