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【放送芸能】

おコメ愛大盛りで DJみそしるとMCごはん

「曲を作るときは、まず料理を作って、食べることから始まります。ライブでは、ステージでティラミスを作ったこともあります」

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 ♪ご飯粒 ほら、ついてるよって イッツ・コメニケーション−。「食」をテーマにラップを歌う異色の女性ミュージシャンがいる。静岡県出身のDJみそしるとMCごはん(28)。大学で栄養学を学び、卒業研究でレシピをラップにしたところ、レコード会社の音楽ディレクターの目に留まり、とんとん拍子でプロデビュー。この秋には三枚目のアルバム「コメニケーション」をリリースした。ふわりと柔らかな歌声とリズムは炊きたてのご飯のように温かい。 (池田知之)

 「ご飯が好きなんです。落ち込んだときもおにぎりを食べると元気が出る」。毎日忙しくとも朝晩とも自炊するほどの料理好き。風変わりな名前は卒業研究の動画を、架空のヒップホップユニットが歌うという設定にしたから。略して「おみそはん」だ。

 小学校で電子オルガンを始め、中学と高校では吹奏楽部でホルンを吹いて、音楽は身近にあった。ただ、ラップは聴いてはいたものの、作ったことはなかったという。

 女子栄養大食文化栄養学科(埼玉県坂戸市)の卒業研究で歌った初めてのラップ。「ピーマンの肉詰め」や「マカロニグラタン」のレシピを歌詞にした。「料理を作るとき、紙のレシピを見ながらだと、汚れたり濡れたりしますよね。でもラップにしたら、作り方を覚えられる。歌詞には情報量も多く盛り込めるし、聴いた人もリズムに耳を傾けたくなるのがいい」

 大学卒業後は食器卸会社に就職したが、動画投稿サイト「ユーチューブ」を見た音楽ディレクターにスカウトされ、二〇一三年にプロデビュー。翌一四年からはNHK・Eテレの番組「ごちそんぐDJ」でレシピを紹介し、お茶の間でも人気となっている。

 十月に発売されたアルバム「コメニケーション」にはコメにまつわる八曲を収めた。「ひとめぼれ」や「あきたこまち」など三十品種の名前を歌詞に盛り込んだ曲や、おにぎりを心強いお守りに見立てた曲など、「おコメ愛」があふれる。

 歌う内容は料理のレシピから、食べることの楽しさや食材への思いなどに広がる。「料理を作ることは大好きだけど、プロの料理人にはなれない。ラーメン屋さんで修業したり、自分でコメを育てたりして感じたことを曲にしていきたい」。音楽と食の融合を探っている。

 

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