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【放送芸能】

2018の「架橋」へ きょう紅白

 「第68回NHK紅白歌合戦」がきょう午後7時15分から放送される。フレッシュな初登場組やおなじみとなったベテランが自慢の歌声を披露し、華やかなダンスパフォーマンス、大がかりな豪華衣装も登場する。来年9月での引退を表明した安室奈美恵は特別企画で出場。29、30日に行われたリハーサルから見どころ、聞きどころを紹介する。 (砂上麻子、池田知之、猪飼なつみ)

 初の大トリに挑むのは、二〇〇四年アテネ五輪のNHKテーマ曲「栄光の架橋(かけはし)」を歌う白組ゆず。音合わせでは、これまでの五輪で活躍した日本選手の映像が背後のスクリーンに流れる中、力強い歌声を響かせ、五輪の感動をよみがえらせた。

 大トリに選ばれたことに北川悠仁は「最初はドッキリかと思った。だんだん実感が湧いてきて楽しみ」と語り、岩沢厚治は「今年は結成二十周年でファンの皆さんとたくさんライブをつくってきた一年だった。そのご褒美というか、大役を任されたのでしっかり務めたい」と気合を入れた。

 紅組のトリは出場四十回目の石川さゆりが務め「津軽海峡・冬景色」を歌う。「一回ずつ大切に思いながら歌ってきたら四十回に。しっかり歌い納めたい」と意気込む。作詞家の阿久悠さんが亡くなって今年で十年。「この曲はポピュラーな歌になった。違う景色をお届けできたら」と話した。

 五木ひろしは今年七月に亡くなった平尾昌晃さん作曲の「夜空」を披露する。「平尾さん、山口洋子さん(作詞家)のおかげで今の私がある。感謝の気持ちを込め、歌を通して追悼したい」と語った。

 AKB48は視聴者投票で歌う三曲を決める。投票締め切りが三十日正午のため二十九日のリハーサルではくじで三曲を決め、うち一曲は年内でグループから卒業する渡辺麻友の最後のセンター曲である「11月のアンクレット」だった。渡辺は「『11月のアンクレット』を歌って終わりたい。歌い終えたら泣くかもしれない」と話した。「いろいろな歌番組でマイクを置いてきたけれど、ついに紅白で置いたら終わるんだ」と、卒業を実感している様子だった。

◆バブリーダンスで郷!GO!GO!

 華麗なダンスは今回の目玉の一つとなりそうだ。

 郷ひろみはディスコ風にアレンジされた「2億4千万の瞳〜GO!GO!バブルリミックス〜」を歌い、今年「バブリーダンス」で脚光を浴びた大阪府立登美丘高校ダンス部員とダンスパフォーマンスも行う。バブル期に流行したボディコンスーツに身を包んだ部員はキレのあるダンスで郷の歌を盛り上げる。途中には伝説のディスコ「ジュリアナ東京」のテーマ曲に合わせ、郷と部員が羽根のついた扇子を振る演出も。郷は「NHKは僕に踊らせたいのかな」と苦笑いしつつ「彼女たちは僕以上にキレがある。リハーサルから気持ちが入った」と笑顔を見せた。

 初出場の三浦大知は無音でダンサーと踊る「無音シンクロダンス」を披露する。音合わせでは、自らダンサーの動きを調整するなど気合が入った。「今まで重ねてきたパフォーマンス。紅白でも気持ちをシンクロさせたい」と語った。

 韓国、日本、台湾のメンバー九人で構成するガールズグループTWICEは、親指と人さし指で逆さの矢印をつくる「TT」ポーズを取り入れた「TT−Japanese ver.−」を歌う。日本の女子中高生の間で流行している「TT」ポーズで視聴者のハートをつかむ。

◆初出場組ワクワク

 初出場組も意気込んでいる。Hey!Say!JUMPは白組トップで登場。有岡大貴は「紅白は独特の雰囲気で想像以上」と言い、山田涼介は「メンバーがいるから心強い。年末に一緒にばたばたできるのは幸せ」と語った。

 紅組トップはLittle Glee Monster。manakaは「皆さんに楽しんでもらえるようにしたい。今年一番のパフォーマンスができたら」と笑顔を見せた。

 SHISHAMOはトランペット、トロンボーン、テナーサックスを演奏する“高校生ホーン隊”と共演し「明日も」を披露する。高校生の演奏に宮崎朝子は「迫力があって驚いた。悔いのないよう、精いっぱいできたら」と話した。

 WANIMAはメンバーの地元、熊本へ思いを込める。衣装の話題ではFUJIは「衣装が入らなくて、十キロダイエットした」と明かした。総合司会の内村光良も同じ熊本出身。KENTAは「内村さんに会いたい」と笑いを誘った。デビュー三十年で初出場のエレファントカシマシは入念にリハーサルした。宮本浩次は「みんな真剣で活気にあふれ、すでに感激している。平常心で臨みたいけれど、すでに上がり気味」と興奮していた。

◆水森かおり輝く「初日の出」

 水森かおりはダンサーたちが目まぐるしく手を動かして千手観音を表現する踊りの中で歌い、曲の終盤では直径五メートルの「初日の出」となって上昇するため、ステージから三・六メートルの高さまで宙づりとなる。水森は「怖くない。もっと上がればいいと思った」とやる気十分。「天女のイメージ。明るい二〇一八年を届けたい」と張り切っていた。

◆三山ひろし「世界記録挑戦」

 三山ひろしは、けん玉のギネス世界記録に挑戦する。大皿に球を乗せる「大皿」という技でギネス記録は連続百二十三人。百二十三人が協力し、三山が百二十四人目を務める。「緊張するが、平常心で臨みたい」と力を込めた。五秒以内に次の人が技を決めなければならず、歌唱時間の関係から、やり直しできる機会は限られる。歌に集中できるのか問われると「半分ぐらい」と苦笑い。「歌も技も決めたい」と記録達成に意欲を見せた。

◆安室出演 みんなが喜び

 来年9月の引退を表明した安室奈美恵には出場者からエールが続いた。

 安室は2016年リオデジャネイロ五輪・パラリンピックのNHKテーマ曲「Hero」を歌う。同じく五輪のテーマ曲を歌うゆずの北川悠仁は「安室さんは世代も近く、先輩としてリスペクトしている。同じ時代に歌えて、とてもうれしい。紅白で一緒にできるのは光栄」と語った。

 18回目の出場となる氷川きよしは安室と同じ1977年9月生まれ。「大スターですね。僕も誰からも愛されるようになりたい」と語った。氷川の順番は安室の直前。「とばさないで見てほしい」と自身のPRも忘れなかった。

 総合司会の内村光良は安室の出演に「うれしい」と歓迎。1998年、内村はポケットビスケッツとして紅白に出場し、安室も産休から復帰した。内村は安室の歌唱を「すごいステージだった」と振り返り「今年も立ち会えることに喜びを感じている」と話した。

◆二宮「今年は勝つ」 有村「負けない!!」

 白組司会を務める「嵐」の二宮和也は「今年は勝つ」と力強く宣言。勝利の秘策を問われると、審査方法を挙げた。今年は1人1票制で、出場歌手の対戦ごとに投票する視聴者審査員(データ放送のみ)、会場審査員、ゲスト審査員の投票を合計する。二宮は「嵐で司会した時、優勝旗を持ったのはリーダー。今回は僕が持ちます」と語った。

 昨年に続いて2回目となる紅組司会の有村架純は「負けたくない」と静かに闘志を燃やしている。

 初の総合司会を務める「ウッチャンナンチャン」の内村光良は「事務所が年末年始の特番の仕事を入れていた。それで、えらいことになって…」と裏話を吐露し「なんとか乗り切りたい」と話していた。

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