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【放送芸能】

中川翔子の初夢 ミュージカル「戯伝写楽2018」12日開幕

 歌手や声優など幅広く活躍する中川翔子(32)が、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで十二日から始まるミュージカル「戯伝写楽(ぎでんしゃらく) 2018」に出演する。「写楽は女だった…!」という大胆な設定で、浮世絵師・東洲斎写楽を取り巻く人間模様を描く。中川は絵に全身全霊をかける絵師おせい役で「生きた証しを絵で残そうとした情熱は共感できる」と役に入り込んでいる。 (砂上麻子)

 「戯伝写楽」は二〇一〇年に初演された日本オリジナルミュージカルで、新演出で八年ぶりに上演される。大もうけをたくらむ能役者・十郎兵衛(橋本さとし)が絵の才能にあふれたおせい(中川)に出会い、ひともうけを企む。やがて写楽を名乗った十郎兵衛の役者絵が評判を呼ぶ。

 江戸時代を舞台に、着物姿の役者が歌い踊る「和」の雰囲気があふれた作品。中川は「ポスター撮影時の衣装にはレースがついていたり、髪も茶髪でポップな感じ。江戸時代に詳しくない私みたいな人でも興味を持ってもらえるのでは」と話す。

 おせいには親近感も感じるという。「子どものころから白い紙さえあれば無心でいつまでも絵を描いているぐらい、絵を描くことが大好きでした。好きなものに一直線なところはおせいに似ている」

 ただ「きつい言葉をあっさりと言い放つなど、次元の違う世界で生きているおせいをどう表現するか悩んでいる。稽古が大変なので、早く本番になればいいと思う」と苦笑いする。

 出演が決まり「江戸の知識がないんですけど」と共演する俳優小西遼生に相談すると、写楽の浮世絵の写真が送られてきた。「(写楽の絵は)新鮮でした。何百年たっても愛される絵をどんな思いで描いたんだろうと。ものすごいエネルギーや情念が入っているんじゃないかと、いろんな想像ができた」

 三十代に入りミュージカルなどにも活躍の場を広げ「戯伝写楽」で舞台は四本目。「二十代はがむしゃらに突っ走ってきたけど、三十代はスキルがあってこそ」と自らに課す。

 「ミュージカルや舞台で経験したことが、ドラマなどお芝居の仕事につながったり、ミュージカルで違う歌い方を知って、ディナーショーで難しい曲に挑戦できたり新しい世界が広がっている。経験は浅いですが、将来の役に立つと思う」と意欲を見せる。

 東京公演は二十八日まで。二月に福岡・久留米、名古屋、兵庫・西宮を回る。

 

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