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【放送芸能】

世代超えた共感 模索続ける 人生の秋歩く 自身に重ね 今井美樹新譜「Sky」

「私たちももう人生の“秋”を歩いている。秋の美しさを楽しみ“冬”を準備している」

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 女優で歌手の今井美樹(55)が六月六日、二十枚目のオリジナルアルバム「Sky」をリリースする。三年ぶりの新譜で、日本を代表するギタリストで夫の布袋寅泰(ほていともやす)(56)ら人気と実力を兼ね備えたアーティストが作詞作曲を担った。透明感あふれる今井の声は、聴く人を優しい気持ちにさせてくれる。(池田知之)

 一九八六年に歌手デビューし、女優としても活躍。「PIECE OF MY WISH」「PRIDE」などがヒットし、歌手としてもキャリアを重ねてきた。布袋とは九九年に結婚。二〇一二年に渡英し、現在は家族でロンドンに暮らす。

 新譜のタイトル「Sky」にちなみ、歌詞では空や雲、虹、星などが歌われている。「言葉や文化が日本と異なるロンドンは、まだまだ『自分の街です』とは言えない。イギリスには多民族がいて、いろんな人が暮らしている。でも空は誰の上にも平等にあるんだなあって。そしてその空は日本にもつながっているんだなあって」

 曲作りには、椎名林檎などを手がけた売れっ子プロデューサーの亀田誠治やシンガー・ソングライターのボニー・ピンク、大橋トリオらが参加。今井は「大好きな人たちが曲を書いてくれた」と感謝し、それぞれ個性的な楽曲に「まるでカバーアルバムのようになった」とほほ笑む。

 布袋が作詞作曲した「あなたはあなたのままでいい」は、六月九日に公開の映画「終わった人」の主題歌にもなっている。映画は内館牧子さん原作で、定年退職したエリートの男性とその妻の物語だ。「私たち夫婦も五十代半ばになり、人生の秋を歩いている。そんな時、主題歌の依頼をいただいたのをきっかけに、この世代が感じていてもうまく表せないことを曲としてシンプルに紡いだ」と話す。

 「あなたは−」には、かつて布袋が作詞作曲した「PRIDE」を思い起こさせる歌詞もある。「布袋はPRIDEの続編として作ったのかもしれないですね。ただ、私は一生懸命歌うだけです」と柔和なまなざしで語った。

 

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