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【放送芸能】

名誉と志 共にあらんことを 映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」あす公開 

「オールデンは1人で作品を引っ張っていかなければならなかったが、見事にやってくれた」と語るハワード監督

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 スター・ウォーズ(SW)シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロの過去を描いた「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」が29日、公開される。メガホンを取ったのは、同シリーズの生みの親ジョージ・ルーカス監督の親友というロン・ハワード監督(64)。「大好きなSWに自分の経験や感性を応用できるのはワクワクする体験だった」と語った。(猪飼なつみ)

 ハワード監督は、ルーカス監督の「アメリカン・グラフィティ」(1973年)に俳優として出演。当時ルーカス監督がSWのアイデアを語るのを聞いていた。それ以来の仲で「うそみたいな関係だよね。当時の僕たちを知る人にとって(今回のことは)想像できないことだと思うよ」と笑う。

 本作は撮影途中で監督が交代し、ハワード監督が引き継いだ。ルーカス監督からは「作品の精神には名誉と志が核にある」と言われた。「ご存じのように、SWは黒沢明監督作品からインスピレーションを与えられていて、その精神は登場人物たちの行動に表現されている。それを大切にした」と語る。

 ハワード監督が参加した初日、ほかのSW作品では現場に来ないルーカス監督が訪れた。「押し付けるようなアドバイスはしたくないと言って静かに数時間見ていたが、ハンのしぐさに一つ意見があった」。リハーサルではハンが受け取ったマントをハンガーに掛けていた場面。「ジョージが『ハンはマントを後ろに投げるんじゃないかな』と実演してくれた。ハンガーに掛けるような男ではないという意味だね」。ハン役のオールデン・エアエンライクにそのように演じてもらうと「ちゃんとハンに見えたんですよ」。ルーカス監督がハンを作ったのだと改めて思ったという。

 そして、約30年前に会った黒沢明監督のアドバイスを思い返して製作した。当時、ルーカス監督と来日し、黒沢監督と夕食をともにして映画製作について語り合った。「最も教訓にしているのは、監督とプロデューサー、脚本家のトライアングルで映画を作っていくということ。今回は特に(製作陣の)組織が大きいので、何をしたいかスピーディーに見いだすのに有効だった」と振り返る。

 「ルーカス監督は完成した作品を見て、本当に良かったと言ってくれた。そしてオールデンのハンへの理解度がすばらしいとべた褒めだったよ」と笑顔を見せた。

 

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