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【放送芸能】

恐竜と人間、進むべき道は? 映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」

 大人気シリーズ最新作「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(J・A・バヨナ監督)が13日、公開される。巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が手がけた第1作「ジュラシック・パーク」(1993年)から数えて5作目。前作に始まる新3部作の第2章で、製作総指揮と脚本を担当したコリン・トレボロウ(41)は「ジェットコースターのような前作の勢いも維持しながら、人間と動物の関係を問いたかった」と話す。 (猪飼なつみ)

 トレボロウはスピルバーグの信任が厚く、二〇一五年公開の前作「ジュラシック・ワールド」で監督を務め、二一年に全米公開予定のシリーズ第六作で再びメガホンを取ることが決まっている。

 アクションと冒険の要素が強かった前作。トレボロウは「おかげで子どもたちに受け入れられ、新世代のファンができた。その子たちも少し大きくなって、より複雑な物語を理解できる年頃になった」と、今作では道徳的、倫理的な問題をより深く問い掛ける。

 リゾート島のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」が恐竜に破壊されて三年。生き残った恐竜が生息する島に、火山噴火の予兆があり、恐竜を救出すべきかどうか議論となる。恐竜行動学者のオーウェン(クリス・プラット)とパークの元責任者クレア(ブライス・ダラス・ハワード)は恐竜救出に向かうが、陰謀が待ち受ける。

 物語の鍵となるのが、前作でオーウェンが孵化(ふか)直後から育て、意思疎通が可能になった恐竜ヴェロキラプトルの「ブルー」。オーウェンがブルーをしつけることができたことで、人間は恐竜を支配する幻想を膨らませる。

 「犬や馬を飼っている人は、それぞれ特別な関係を築く。僕たちが動物に抱く思いを彼らに反映させて感情移入してもらいたかった」。さらに、遺伝子操作でどう猛なハイブリッド恐竜も作られ、人間の欲深さが浮き彫りになる。

 バヨナ監督の起用は「子ども目線で恐怖感を描き、映像化するのがとても上手。恐竜の怖さを子どもの頃に見た悪夢という感覚で見せたかった」と説明する。スピルバーグについても「前作より信頼して自由に作らせてくれて、出来にも満足してくれた」と明かす。

 完結編となる次回作のアイデアは既に話し合っているといい「内容はまだ言えないけど、二作目まで見て『ふーん』と終わらずに、楽しみにしてくれたらいいな」と笑顔を見せた。

 

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