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【放送芸能】

郷愁 昭和ハーモニー 歌声喫茶発「ベイビー・ブー」 

「歌声喫茶ともしび」でファンを魅了する「ベイビー・ブー」=東京都新宿区で

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 東京・新宿の「歌声喫茶」で歌い続ける男性五人組のボーカルグループ「ベイビー・ブー」が、シニア世代を中心とした店の客から熱い視線が注がれている。昨秋発売された「花が咲く日は」は、昭和の薫り漂うバラード。五人の哀愁を帯びたハーモニーは、来店者らを大いに魅了している。 (池田知之)

 シノブ(41)、ケン(42)、チェリー(39)、ユースケ(38)、ユウ(44)の五人組は二〇〇二年にメジャーデビュー。昭和の歌謡曲のカバーなどを得意としてきた。一一年からは六十年余の歴史を持つ新宿の「うたごえ喫茶ともしび」に通い、歌うようになった。「ここで歌われている曲がなぜ愛されているのかを知りたかった」とユースケ。客は曲にそれぞれの思いや人生を投影させてじっくり鑑賞していることを実感したという。

 歌声喫茶は、一九五〇〜六〇年代前半に流行した喫茶店のスタイル。ピアノやアコーディオンなどの生演奏に合わせ、客は歌集を手に歌謡曲や童謡などを歌う。カラオケの普及などで店舗数は減ったが、今もシニア世代ら愛好者は多い。

 五人の「花が咲く日は」は、春夏秋冬に咲く花と、いとしい人への思いを重ね合わせる歌詞で、切ない旋律とコーラスが印象的。今春には東京・上野などで歌声喫茶の雰囲気を醸し出したライブも開催すると、さらに支持が高まった。

 じわじわと浸透していることについて、ケンは「亡くなった人や、今は会えない友人への思いを歌に重ね合わせていただいているのでは」と語り、ユースケは「(ファンや客には)十年後、二十年後も歌ってもらいたい」と願いを込める。ベイビー・ブーは「ともしび」で毎月のようにミニライブを開いているほか、今月三十一日には横浜市鶴見区民文化センター サルビアホールでコンサートを開く。

 

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