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【放送芸能】

朝ドラ「まんぷく」ヒロイン福子役 安藤サクラ「冒険の時間」

福子役への思いを笑顔で語る安藤サクラ=東京都渋谷区のNHK放送センターで

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 99作目となるNHKの連続テレビ小説「まんぷく」の放送がスタートした。大阪を舞台に、夫婦でインスタントラーメンを発明し、世界の食文化に革命を起こす物語。ヒロイン福子を演じる安藤サクラ(32)は「萬平(まんぺい)さん(長谷川博己)とのとんちんかんな恋心がうまくぴったりくっついて、演じていてとてもおちゃめで面白い」と語る。 (猪飼なつみ)

 三人姉妹の末っ子の福子は、実業家の萬平とやがて結婚する。萬平は次から次へと事業を手掛け、大成功したかと思えば失敗。振り回されていた福子は夫を支え、引っ張っていく強い女性になっていく。

 福子について「楽天家で、より楽しくなるように自然に考える女性。福ちゃんを演じていると、自然に心も体も『福』に近づいていく。その時間を共有している」と話す。

 安藤は今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「万引き家族」で、犯罪でつながった家族の母役など、これまでシリアスな役柄を演じることが多かった。「曲がった役が多かったから、カメラテストをしたとき、まずは真っすぐ立てるようにならないとと思った。前を見られる肉体を持たないと。ここまで真っすぐな役を時間をかけて演じられるので、女性として、人として、生まれ変われるのではないかな」

 役のオファーがあったのは昨年秋。その年の六月に出産したばかりだった。「母親は子育てに専念しなければと思っていたので、最初はできるわけがないと思ってすごく悔しかった」と振り返る。

 ところが、悩む安藤の背中を押したのは家族だった。義母で女優の角替和枝からは「これをやらないなら、事務所も仕事もやめちゃいな」と強く勧められ、夫の柄本佑(たすく)も「なんで一大事みたいな顔してるの? やればいいじゃん」と、軽く考えられるようにしてくれた。父の奥田瑛二からは「挑戦ではなく冒険だ」と言われた。子育てをしながらの撮影に「大変な時もあるけど、みんなで山を登っているようで、ハアハア言いながら冒険している時間がいとおしい」と笑顔を見せる。

 母になり、演じる上で変化もあった。「エネルギーに満ちあふれているような感覚で、出産前と全然違うのが不思議。福子は、だからこそできる役」と感じている。

 毎回台本が届くのを心待ちにしているという。「漫画でもこんなに楽しみに新刊を待ったことがない。長谷川さんが台本を読みながらおなかを抱えて爆笑してて『これ読んでみなよ』って。毎回笑ったり泣いたりするたび、これ演じるんだよな、ここまで行けないかも!と思うんです」と楽しそうに語った。

◆明るく楽しいホテルの仲間

 福子(安藤サクラ)が働くホテルのフロントに突然、萬平(まんぺい)(長谷川博己)がやって来て「僕と付き合っていただけませんか…!」。来週は、そんな告白を目撃した職場の先輩・保科恵(橋本マナミ)と野呂幸吉(藤山扇治郎)との会話から始まります。

 安藤は「マナミちゃんはもともとテレビで拝見して、とてもすてきな女性だなと思っていました。実際にお会いしたら、思っていた以上にフレンドリーで飾らなくてすぐに大好きになりました。マナミちゃんはいつも一緒にケラケラ笑ってくれるのでとても楽しくて、福子がより福子らしくいられる関係性ができました」とにっこり。「扇治郎さんはホントに天然キャラでこんなに天然な人は見たことがないし、これからも出会わないだろうと思います(笑)。扇治郎さんの予想外の行動に、みんな大爆笑です」と喜劇王・藤山寛美の孫の素顔も明かしてくれました。

 長女・咲(内田有紀)の病状が悪化する来週。福子にとってはつらいシーンの撮影も二人の明るいキャラクターが支えになっていたそうです。

<来週のあらすじ> 福子は突然、萬平に交際を申し込まれたが、すぐにその場で撤回されて、混乱の日々を送る。一方、咲は肺結核にかかってしまい、福子ら家族は看病に明け暮れる。萬平も福子の力になろうと奔走する。自分の将来を何も考えられない福子だったが、真一(大谷亮平)に背中を押され、改めて自分の気持ちを伝えようと萬平の会社を訪れる。

 

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