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【放送芸能】

声優・神谷明 変わらぬ魅力 20年ぶり「劇場版シティーハンター」

「劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ」の一場面

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 北条司原作の人気アニメシリーズ20年ぶりの新作「劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ」が8日、公開される。主人公の冴羽りょう(さえばりょう)の声はおなじみ神谷明(72)。久々にお気に入りのヒーローを演じたが、張りのある声は健在。「今の新宿を舞台に、りょうの活躍を楽しんでほしい」と話す。 (酒井健)

 りょうは新宿に事務所を構える裏社会の始末屋。射撃の腕は抜群だが、無類の女好き。ボディーガードを依頼された女子大生モデルの亜衣(声・飯豊まりえ)を傭兵(ようへい)から守るうち、りょうたちは国際的な陰謀に巻き込まれていく。

 作品の見どころはあまたあれど、神谷が最も強調したのは、二十年を経ても変わらないりょうというキャラクターの魅力だ。「キャラの中には、キン肉マンも(北斗の拳の)ケンシロウ(の要素)も入っている。キャパシティー(収容力)が広く、全て受け入れてくれる」。ひょうきん、シリアス、力強さ。そして「何よりも、粋ですよね」。

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 序盤、相棒の香(声・伊倉一恵)がりょうに「時代の空気を読まんかーい!」とツッコミを入れる。セクハラに厳しくなった時代という意味だ。しかし、神谷は「『もっこり心』は誰にでもある」と作中の言葉で“反論”。「りょうはしゃれで済む程度にやろうとしているのに、ことごとく香にじゃまされる。だから、本当の意味でのセクハラは(シティーハンターには)ない」と笑い飛ばす。もっとも、製作陣は過去の作品を吟味するなどして、本作が“セクハラ判定”を受けないよう気を配ったという。

 七十歳を超えて若きヒーローの声を演じるが「基本的には声は年を取らない。むしろ滑舌がネックになる」。ラ行とダ行を組み合わせた発声練習をしたり、外国映画の字幕を読んだり。オファーを受けて「一年をかけて努力した」と本作への思いを明かす。

 今後の活動は、声優やラジオ出演など「今ある仕事を、無理なく続けていきたい」。趣味の旅行と写真撮影の時間も大切にし、健康に楽しみながら暮らしたいという。

※冴羽りょうの「りょう」は、遼のしんにょうがけものへん

 

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