つなぐ 希望の木
災難を乗り越えてきた木々を、都内に訪ねた。
【伝統芸能】<落語>「壺算」は「薄型テレビ算」に 立川談笑 古典大胆改作、さらに進化立川談志が逝って二カ月。家元なき立川流で近ごろとみに存在感を増しているのが立川談笑。早稲田大学法学部卒の頭脳派は古典落語を先鋭的で大胆に改作してマニアをうならせ、若いファンも開拓している。兄弟子らに交じり“立川流四天王”と呼ばれることも。二月の談志追悼イベントや三月の落語フェスティバル…と注目の高座に次々出演する。 (田中冴子) 談志が亡くなった数日後、最後の弟子の立川談吉二つ目昇進披露の会で、談笑は「片棒」の談志版を披露した。大店の息子三人を談志の弟子三人に置き換えて語る、ぜいたくの極み、エンターテインメントの限りを尽くした談笑の爆笑噺(ばくしょうばなし)に客席は沸いた。「落語家の死は悲しがるより笑うことが供養かと。師匠が生前『芸人の葬式で泣くバカがあるか』と言ったことがあって」と語る談笑。 毎月、都内二カ所で独演会を開く。国立演芸場では最先端に挑み、北沢タウンホールでは十八番を演じる。「百三十回続け、やっとお客さまが支持してくださるようになった」と喜ぶ。例えば「壺算(つぼざん)」は「薄型テレビ算」へ。「鼠穴(ねずみあな)」「紺屋高尾」なども現代人が共感できる噺にした。今後さらに進化させたいという。 二十七歳で入門するまで予備校講師をしながら司法試験に挑戦していた。立川流は古典落語五十席を覚えればすぐ二つ目になれると知って方向転換したが、実際は違った。でも師匠選びは大正解。「理不尽なところも含め、師匠のチャーミング、ピーターパン的なところが好きだったんでしょうね」 ■今後の出演予定高座 ▽31日の追悼「談志 ザ・ムービー」昼の部。午後1時半、よみうりホール。(電)03・5216・9235 ▽2月19日の「高円寺演芸まつり」最終日「座・高円寺寄席」。午後4時、座・高円寺2。(電)03・3223・7300 ▽同20日の立川流談志追悼公演「落語立川流 In 平成中村座」。一門4人と中村勘三郎、高田文夫。午後6時半、浅草・平成中村座。(電)0570・000・489 ▽3月4日の「渋谷に福来たるSPECIAL」最終日「改作魂」。正午、渋谷区文化総合センター大和田。(電)03・5786・8332 PR情報
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