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【伝統芸能】

鑑賞教室600万人超 時蔵と錦之助、初役で競演

 歌舞伎の魅力を初心者にも分かりやすく伝える東京・国立劇場の主催公演「歌舞伎鑑賞教室」の来場者が7月に延べ600万人を突破する見通しとなった。6月に続き、7月は3〜24日に開催、日本神話の世界を題材にした「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」が上演される。 (安田信博)

 鑑賞教室は一九六七年にスタート。中学や高校ごとの団体での鑑賞が多く、二〇一〇年には五百万人を記録していた。

 「日本振袖始」は近松門左衛門が人形浄瑠璃のために書いた全五段の作品で、歌舞伎で上演されるのは素戔嗚尊(すさのおのみこと)の八岐大蛇(やまたのおろち)退治を描き、視覚美にあふれる第五段「簸(ひ)の川」。一九七一年、国立劇場で六代目中村歌右衛門が主人公の岩長姫(実は八岐大蛇)を演じて話題を呼んだ。同劇場ゆかりの作品だが、鑑賞教室では初上演となる。

 岩長姫を中村時蔵、素戔嗚尊に弟の中村錦之助、岩長姫に追いかけ回される稲田姫は、若手成長株の坂東新悟で、三人とも初めての役となる。時蔵は「女形で隈取(くまど)りができる数少ない役で、前々からやりたいと思っていた。お姫さまから妖怪に変化(へんげ)するさまも面白く、三人で楽しい舞台をつくりたい」と意欲を見せた。

 上演に先立つ解説コーナー「歌舞伎のみかた」も担当する新悟は「派手な立ち回りに加え、ファンタジーな世界観に満ちた作品の魅力を分かりやすく伝えられれば」と語った。

 開演は午前十一時と午後二時半。十六日と二十〜二十四日は「親子で楽しむ歌舞伎教室」として親子割引の料金設定あり。十三日と二十日は午前十一時の公演はなく、代わって午後六時半から「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」が開かれる。国立劇場チケットセンター=(電)0570・07・9900。

 

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