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【伝統芸能】

歌昇、種之助が勉強会 兄弟で大作に挑む 4、5日に国立小劇場

 東京・国立小劇場で8月4、5日、中村歌昇(29)と種之助(25)兄弟の勉強会「双蝶会(そうちょうかい)」が開かれる。2015年に始まり今年で4回目。兄弟は「同じ演目に二人そろって向き合える大切な機会。互いに相手の役も勉強できる」と意義を強調する。 (安田信博)

 播磨屋一門を率いる中村吉右衛門の監修。歌昇は常磐津の舞踊劇「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)(関(せき)の扉(と))」で、主役の関守関兵衛(実は大伴黒主)をつとめる。「重い衣装で、振りも一時間半の大作。立役(たちやく)の先輩方も体力的に一番大変と口をそろえる。ぜひ挑戦してみたかった」と決意を明かす。「前半の関守から後半の黒主。踊り、キャラクターの演じ分けが面白く、やりがいがある。せりふは吉右衛門のおじさまからしっかり学びたい」

 一方、種之助は名作「義経千本桜」の四段目「川連法眼館(かわつらほうげんやかた)」(通称・四(し)の切(きり))で佐藤忠信(実は源九郎狐(ぎつね))を演じる。狐親子の情愛が描かれる。十年前、父の又五郎が初役で演じた舞台を見て「とても心に響くものがあり、やりたいと思い続けていた」と種之助。「本性を現すところを特に大切に、心の部分に重点を置いて演じたい」と力強く語った。

 「関の扉」では種之助が良峯少将宗貞(よしみねしょうしょうむねさだ)、中村児太郎が小野小町姫と傾城墨染(けいせいすみぞめ)を、「四の切」では歌昇が源九郎判官義経をつとめる。

 開演は四日午後四時、五日は午前十一時と午後四時。双蝶会事務局=(電)03・5797・7834(午前十時〜午後六時)。

 

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