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【伝統芸能】

名流祭 20、21日浅草公会堂 精進の芸見せます

 大正琴と新舞踊の祭典「名流祭」(東京新聞主催)が20、21の両日、東京都台東区の浅草公会堂で開催される。第26回の今年は、大正琴に7流派、新舞踊に42流派51組の精鋭が出演する。大正琴と新舞踊の注目の出演者を紹介する。 (小林泰介)

◆大正琴・琴生(きんせい)流(東京支部) 「繊細な生音 楽しんで」

 愛知県に本部のある琴生流は、大正琴の老舗流派として全国に支部を持ち、「名流祭」ではおなじみ。

 今年は四年ぶりに田山英則師範率いる東京支部「琴清会」が参加。さらに今回は、田山師範が講師として三十五年来続けている大正琴の通信教育の受講生が全国から集まり、「名流祭」で初舞台を踏む。

 ステージは通信生と「琴清会」の総勢約四十人による二部構成。通信生は長渕剛「乾杯」と、倍賞千恵子「さよならはダンスの後に」の二曲を演奏。いずれも琴生流の“師範曲”に指定された難題曲に挑戦する。

 一方、「琴清会」は岡本敦郎(あつお)「高原列車は行く」と中南米民謡でサイモン&ガーファンクルのヒット曲「コンドルは飛んで行く」の二曲。「コンドル−」では、アンデス地方の縦笛ケーナの代わりに、当日は欧州でも活躍しているフルート奏者の望月達也の共演も予定されている。

 「今回、通信生たちの強い希望で『名流祭』初出演。大会に向けた意気込みは並大抵ではない。大正琴の美しく繊細な生音を追い求めている琴生流の気迫のこもった演奏を楽しんでいただきたい」と田山師範は話す。

◆新舞踊・真乃流 「メリハリの間 大切に」

 昨年創流四十周年を迎えた創作新日本舞踊「真乃流」の真乃繪吏(えり)家元は、一九九六年の初出演から今年で連続二十三年の舞台となる。

 六歳から花柳流の古典に学び、その後、尾上流二代目尾上菊之丞(現尾上墨雪)に入門、名取の尾上菊遥(きくよう)として日本舞踊の王道を歩んできた。

 その家元が目指す踊りは「古典舞踊の技法を取り入れながらメリハリのある“間”を大切に、踊る人、みる人ともに心が躍動する踊りを新舞踊の持つ現代性で表現すること」と言う。

 今回の演目は、歌手、田川寿美が二〇〇二年に発表してヒットした「女人高野」(五木寛之作詞)を選んだ。

 振り付けにあたり、「江戸時代、一人の女性が奈良の室生寺の石段を見上げながら、自身の過去を捨て去ることに迷う情景と情念を表現したい」と語る。

 「『名流祭』は新舞踊界の最高峰。今年も命がけで挑みます」と力を込めた。

   ◇

 大正琴大会は20日午後1時開演、新舞踊大会は21日午前10時開演。入場券は当日3000円(前売り2500円)など。東京アドレップ=(電)03・3595・4573。

 

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