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【伝統芸能】

茨城愛ぎっしり 民謡で「魅力1位」だっぺ 最下位脱出へ地元ユニットが新盤

 民謡で「魅力度最下位」から脱出だっぺ−。茨城県を拠点に活動する三味線奏者と歌手の三人が民謡ユニット「チームいばらき」を結成、地元ゆかりの民謡を集めたアルバム「茨城のうた」を出した。折しも、民間調査機関による都道府県別魅力度ランキングで六年連続最下位を記録。三人は「食べ物や名所も魅力がいっぱいあるのに知られていない。地元の民謡でランクアップに貢献したい」と意気込む。 (藤浪繁雄)

 ユニットは石岡市の津軽三味線奏者、踊(よう)正太郎と、同市の民謡歌手、比気(ひき)由美子、結城市の谷島明世で結成。茨城の多彩な特徴を描いた民謡など八曲を収めたアルバムにあって、じわじわ浸透しているのが踊のオリジナル「だって茨城だっぺ」。踊の軽快な三味線に乗せ、歌詞にメロンやレンコンといった生産量が全国一位の農産物や、牛久大仏や常陸(ひたち)秋そば、常盤(ときわ)梅など名所や名物などを方言を交えて盛り込み、比気と谷島が明るく歌い上げている。

 「いばらき大使」も務める踊は「魅力度最下位とは信じられない。一度聴いたら忘れられない曲で貢献したいと考えた」と語る。比気は「自然豊かで食べ物もおいしいのにアピールする積極性が足りない。何とか広めたい」と気合が入る。振り付けもあり「踊りは名物の納豆のネバネバと、大洗漁港にちなみ魚がスイスイ泳ぐ感じが出ている」と三人。各種イベントや高齢者施設などで歌って踊る人が増えているという。

 アルバムには最もポピュラーな「磯節」はじめ、「常陸麦打唄」など茨城の風土を描く民謡をそろえた。若手の谷島は「磯節は小さいころから歌ってきたし、(『磯節』の)大会で優勝もした」と思い入れたっぷりに歌い上げた。ほかにも、同県出身で童謡「赤い靴」などで知られる野口雨情作詩の「筑波節」を比気が“復活”させるなど、地元愛が詰まっている。三人は「魅力度四十六位とかでは意味がない。一位を目指す」と夢は大きい。

 ※QRコードをスマホなどで読み取ると、「だって茨城だっぺ」の一部を試聴できます。

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