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【関東大会】

[総合]草加、初V 6月全国逃した悔しさ胸に急成長

優勝を決めマウンドで喜ぶ草加ボーイズナイン(潟沼義樹撮影)=東京都稲城市の稲城中央公園野球場で

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 山梨県を含む関東1都7県の代表が学童野球関東王者の座をかけて戦う「東京新聞カップ・第41回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京中日スポーツ・東京新聞主催)は5日、東京都稲城市の稲城中央公園野球場で準決勝と決勝を行い、草加ボーイズ(埼玉)が西方スポーツ(栃木)を破り初優勝した。埼玉県代表の優勝は第39回の三郷クラブ以来、2年ぶり。3位は厚木ニューウェーブ(神奈川)と谷田部ジュニアスターズ(茨城)だった。

◆鈴木由が会心の先制2ラン

 序盤の激闘から最終回まで、厳しい暑さにも負けず集中力を切らすことはなかった。

 なかでも、2番手のマウンドに上がった鈴木由馬投手がエースの栗橋海斗投手を助けたほか、先制のホームランも放つなどチームを優勝に導いた。

元気よく選手を鼓舞する草加ボーイズの応援団(池田まみ撮影)=東京都稲城市の稲城中央公園野球場で

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 1回、2死三塁から中堅手の頭を越す先制弾。「どうしても先制点が欲しかったので食らいつきました。まさか打てるとは思っていなかったのでビックリしながら走りました」。鋭い振りをみせ芯でとらえると打球はグングンと伸び自身もホームにかえった。

 4−3で迎えた3回途中からマウンドに上がると、速球を低めに集め7奪三振。3回2死二塁の場面では、右中間に抜けるかという当たりを中堅・佐藤優成選手が好捕するなど、バックもファインプレーで右腕を助けた。

草加ボーイズ−西方スポーツ 1回表草加ボーイズ2死三塁、先制2ランを放ち三塁を回る鈴木由

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 6月の全国大会県予選では、決勝まで進みながらも準優勝。目標だった全国出場を逃し、一時は野球に対するモチベーションも落ちてしまったが、その後の県大会で優勝する底力をみせると、7月に茨城県常陸大宮市で行った合宿で徹底してきたというバッティング練習の成果を大舞台でみせつけた。

 須藤亨監督は「全国大会に行けなかった悔しい思いをこの大会でぶつけてくれました。選手たちはひるまず戦ってくれました」と堂々の戦いを繰り広げたナインをねぎらった。三田村幸輔主将も「厳しい戦いが続いたけれど、目標だった関東大会を制することができました。優勝旗はとても重く、優勝の重みも感じることができました」と笑顔をのぞかせた。 (石井智昭)

◆一糸乱れぬ応援

 決勝の三塁側スタンドでは、4年生以下の低学年チーム17人を含む、約70人の選手・父母応援団が草加ナインに声援を送った。

 プロや高校野球の応援をアレンジした歌詞・振り付きで、一糸乱れぬパフォーマンスを披露。「県大会出場を決めた4月から練習を始めました」と低学年チームの岩崎友一ヘッドコーチが笑う。

 低学年チームの主将はエース・栗橋海斗君の妹、あねらさん(4年)。「プロ野球はよく見ているから、歌詞も振りもすぐ覚えられました。応援は楽しかったです」とニコニコだった。

◆西方、手応えある準V 先制されるもすかさず得点、一度は逆転に成功

草加ボーイズ−西方スポーツ 2回裏西方スポーツ無死三塁、駒場が中前タイムリーを放つ

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 決勝では敗れたものの、栃木・西方スポーツは手応えある準優勝で大会を終えた。

 準決勝は初回に長江悠人君の2点適時打で先制。5回に佐藤悠晟君の2点適時打など打者8人の猛攻で一挙4点を奪い、快勝した。

 決勝は1回に2点を失ったが、その裏に染谷恒成君の三塁打や敵失などで、すかさず1点を取り返した。2回は先頭の長江悠君が三塁打で出塁、駒場悠太君の適時打で同点に追い付き、さらに1点を追加し、逆転に成功。しかし、3回に草加の強力打線につかまり再逆転を許すと、攻撃も3回以降はゼロに抑え込まれた。

 主将の田口皐月君は「負けましたが、みんな最後まで楽しめました。決勝では初回に点を取られても、すぐに取り返し、頑張って持ちこたえられたのが良かった。みんなで頑張って、準優勝という、いい結果を出せた」と達成感をにじませた。佐藤英樹監督は「暑い中、一生懸命ピッチャーが投げて、守りも自分たちが出せる力を精いっぱい発揮してくれた」と選手をねぎらった。 (宮崎美紀子)

◆厚木、攻撃野球悔いなし

厚木−西方 7回表厚木2死三塁、タイムリー三塁打を決めた角谷は、塁上で笑顔でガッツポーズ

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 厚木は1回戦で8得点した強力打線に元気がなかった。西方の好右腕・田口主将を攻めあぐね、4回まで2安打無得点。5回に安打の松本大生君がボークと盗塁、敵失でかえり1点、最終7回にも小宮己輝君、角谷楓太君の2本の三塁打などで1点返したが、反撃もそこまでだった。

 菊池岳監督は無死満塁の好機でゼロに終わった6回表の攻撃を振り返り、「あそこでせめて1、2点とれていれば…」と天を仰いだが、「うちらしく、バントなしの攻撃を貫きました。悔いはありません」。瀬戸巧大主将は「打てずに負けたのは悔しいけど、試合を楽しむことはできました」と話した。

◆谷田部、気持ちは負けない

 「向こう(草加)の選手は『中学生か』っていうくらい、大きかった」と144センチ、34キロの谷田部ジュニアスターズ・木口善生主将。それでも、「うちの打線は、速球投手はそれほど苦にしない」という安藤直樹監督の言葉どおり、投打にパワフルな草加とも、がっぷり四つに組んで戦った。

 2回に中根悠汰君の右越え本塁打、三浦刻君、広瀬俊太郎君の連打などで逆転、再逆転され迎えた5回にも、内山田晴都君の左翼線三塁打と石山太陽君の適時打で再び追いつく粘りを見せた。本格派右腕のエース・内山田投手も堂々の投球。惜敗に終わった試合後、3位の表彰を受けた木口主将は「体格は違ったけど、気持ちでは負けなかった」と胸を張った。

優勝した草加ボーイズ

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準優勝の西方スポーツ

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3位の厚木ニューウェーブ

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3位の谷田部ジュニアスターズ

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 ▽決勝

草加ボーイズ

2020200|6

1200000|3

西方スポーツ

(草)栗橋海斗、鈴木由馬−相曽暁

(西)田口皐月、染谷恒成−佐藤悠晟

本塁打 鈴木由馬(草)▽三塁打 染谷、長江悠(西)栗橋2、佐藤(草)▽二塁打 染谷(西)多田(草)

 ▽準決勝

厚木ニューウェーブ

0000101|2

200040x|6

西方スポーツ

(厚)瀬戸巧大−角谷楓太

(西)田口皐月、染谷恒成−佐藤悠晟

▽三塁打 佐藤、羽石(西)小宮、角谷(厚)

草加ボーイズ

1030002|6

0300100|4

谷田部ジュニアスターズ

(草)栗橋海斗、鈴木由馬−相曽暁

(谷)内山田晴都−石山太陽

本塁打 佐藤(草)中根(谷)▽三塁打 内山田(谷)

(東京中日スポーツ)

 

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