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【全日本大会】

[総合]東16丁目、長曽根、茎崎、北ナニワ 4強決定

 高円宮賜杯第37回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント(東京新聞など主催、東京中日スポーツ後援)は14日、神宮球場で準々決勝4試合を行った。昨年優勝の長曽根ストロングス(大阪)、同3位の東16丁目フリッパーズ(北海道南)、第8回大会王者の北ナニワハヤテタイガース(兵庫)、過去2度3位の茎崎ファイターズ(茨城)が4強入り。15日には大田スタジアムで準決勝が行われる。

   ◇

中島サンダースを破り、準決勝進出を決めた東16丁目フリッパーズナイン(内山田正夫撮影)

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◆調整間に合った

 昨年3位からのジャンプアップを目指す東16丁目フリッパーズの勢いが止まらない。17−0、9−1、11−1、そしてこの日の8−1と、コールド試合ありのルールなら、すべて適用されそうな大差勝ちばかりだ。

 投打、攻守のすべてが、この上なく順調に思える結果だが、実は、ここまでの道のりは順調ではなかった。全日本学童の前哨戦となる「高野山旗全国学童軟式野球大会」では「3回戦で突然、選手たちがガチガチになって、まったく動けないまま負けてしまって…」と笹谷武志監督。「あのまま東京に来ていたら間違いなく、ここまで勝てなかったと思います」

 救いになったのは、高野山大会から帰った翌日、今月2日に開幕した、ファイターズチャンピオンシップ全道大会。「とにかく全員に声を出せ、思い切り打って走れと。それでやっと、硬さが抜けたんです」。ギリギリで間に合っての東京入りだったのだ。福岡正規主将は「この大会では守備と攻撃のバランス良く戦えています」と、ここまでの戦いを笑顔で振り返った。

 この日、継投でチームを勝利に導いた斉藤隼人君、長内陽大君の両エースは「きょうは途中でボールが抜けたので交代してもらいましたが、調子は良いです」と斉藤君、「しっかり腕が振れています」と長内君。大差勝ちが多くとも、基本は守って競り勝つ野球だ。昨年だけでなく、ベスト8だった一昨年からのレギュラーもいる、ことしのフリッパーズ。あとは頂点まで、突き抜けるのみ−。 (鈴木秀樹)

2回表を三者凡退に抑え、笑顔でベンチに戻る渋谷君(中央右)

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◆最高位タイ 次は記録更新だ

 茎崎ファイターズは、雄踏野球スポーツ少年団(静岡)に快勝し準決勝に進出した。

 1回、敵失と大隈翔聖君の内野安打、吉田慶剛主将の犠打などで先制。5回には四球や盗塁で小刻みに走者を進め、打者11人で2安打ながら6点を挙げた。守備では渋谷一興君が5回まで1安打に抑え二塁を踏ませなかった。

 渋谷君は「完投した昨日で力を使い果たしたかと思ったけれど、今日も制球良く投げられたので良かった」と笑顔だった。吉田主将は「みんなが協力し合っている。次も勝って、3位が最高のこれまでの記録を超したい」と意気込んだ。吉田祐司監督は「初回に畳み掛けて先制できた。流れを持ってこられたのが良かった」と話した。

◆5年生が健闘

 前年優勝の長曽根ストロングスが完封勝ちで4強入りを決めた。6年生が3人と少なく、「ことしは選手たちをどう“のせる”かを一番に考えてるんです」と熊田耐樹監督。この日は2番に起用した5年生スラッガー、貴田啓介君がすべての打点をたたき出す活躍を見せ、同じく5年生の二塁手、桜野凪人君は好守備でピンチを救い「全国大会は緊張するけど、いい守備ができてうれしい」と笑顔。下級生の活躍も光る戦いだった。

1回表、先制のホームを踏む中村純大君(左)

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◆29年ぶりVへあと2

 第8回大会優勝の北ナニワハヤテタイガースが大舞台で再び躍進。鯖江野球スポ少を1−0で下して準決勝進出を決めた。「寺田(温人投手)がよく投げたし、みんなよく守った。ここまで来たら、ミスした方が負けですからね」と石橋孝志監督。原田悠聖主将も「厳しい試合は慣れています。次もしっかり守りたい」と頼もしい。29年ぶりの悲願達成まで、あとふたつだ。

◆鳥取・美保、ベスト8で散る 西稜太君が王者相手に奮投も…

 初出場の美保少年野球クラブ(鳥取)が大会3連覇を狙う長曽根ストロングスを相手に堂々の戦いを繰り広げた。

 「最高のグラウンドで強豪と戦うことができ、選手たちはいい経験ができたと思います」と斎木尚也監督。鳥取市立美保小学校に通う生徒を中心に活動する地域の野球チームが大舞台を楽しんだ。

 なかでも、エースの西稜太君が王者を相手に奮投。「甘い所に入ってしまった所を打たれてしまった」と長打を浴びた場面を振り返り悔やんだが、右打者のインコースを厳しくつく気迫のピッチングを貫いた。

 守備では三塁手の斎木光次郎主将が軽快なフィールディングで好捕を連発。過去6度の日本一を経験する長曽根の試合運びのうまさに力尽きたが、上々の成績を残した。

 斎木主将は「チームみんながピンチの場面でも粘り強く守ってくれたし、自分もいいプレーが少しできたかな」

 試合直後は涙が止まらなかった美保ナインだったが、充実した大会期間を過ごし、一回り成長したようだった。 (石井智昭)

◆胸を張るベスト8 福井・鯖江野球スポ少

 鯖江野球スポーツ少年団(福井)が北ナニワハヤテタイガースに惜敗、ベスト8で大会を終えた。

 1回、守備の乱れから1点を許した後も、先発の井上開斗主将、2番手・中村勝君が緩急をつけた丁寧なピッチングでその後は北ナニワ打線を抑え初出場で好成績を残した。

 中嶋誠一監督は「チャンスで1本は出ませんでしたが、2日間すばらしい球場で試合ができ最高の大会期間を過ごすことができましたね」と目尻を下げた。先発し6回途中まで好投した井上主将は「いつも通りいいピッチングができました」と胸を張った。

 ○…神宮球場…○

 ▽準々決勝

長曽根ストロングス(前年度優勝・大阪)

0010101 | 3

0000000 | 0

美保少年野球クラブ(鳥取)

(長)林−松尾

(美)西稜−荒川

北ナニワハヤテタイガース(兵庫)

1000000 | 1

0000000 | 0

鯖江野球スポーツ少年団(福井)

(北)寺田−倉内

(鯖)井上、中村−平田

雄踏野球スポーツ少年団(静岡)

0000001 | 1

201260x | 11

茎崎ファイターズ(茨城)

(雄)内田、曽布川博−栗田

(茎)渋谷、伊部、吉田大−吉田慶

中島サンダーズ(熊本)

0000100 | 1

204101x | 8

東16丁目フリッパーズ(北海道南)

(中)古川、西村尚−西村尚、倉岡

(東)斉藤、長内−佐々木涼

(東京中日スポーツ)

 

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