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【全日本大会】

[総合]学童軟式野球に指導者ライセンス制を 宗像全軟連専務理事

学童野球指導者のライセンス制導入について語る全日本軟式野球連盟・宗像豊巳専務理事=東京都渋谷区の全日本軟式野球連盟で

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 全日本軟式野球連盟(全軟連)の宗像豊巳専務理事はこのほど本紙のインタビューに応じ、学童軟式野球に指導者ライセンス制を導入する考えを明らかにした。8月に行われた高円宮賜杯第37回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントの総評の中で語ったもの。その狙いとは? (鈴木秀樹)

◆「競技レベル向上、指導者育成も急務」

 宗像専務理事は学童野球を取り巻く現実について「昨今の学童野球は、競技レベルの向上を感じる一方で、指導者の育成も急務と感じている」と言及し、「そのためには連盟がライセンス制度を導入し、適切な指導者育成プログラムを作ることが、最も効果の高い方法と考えています」と語った。

 全軟連が現在、導入を検討しているのは野球技術、フィジカルトレーニング、スポーツ障害などの分野を包括的に学ぶ1〜2日間の講習会を開催し、修了者にライセンスを与える仕組み。早ければ来年早々にも着手し、「3年をめどに制度化したい」としている。実現すれば、2020年には、年度初めのチーム登録時に、ライセンス番号など指導者の資格情報の登録を課す形になりそうだ。

 現在、連盟登録ベースでの競技人口は学童野球が27万人、中学野球22万人、高校野球で16万人と言われる。「いずれプロに入るような選手もいますが、それは一握り。一方で、野球には生涯スポーツとしての側面もある」と宗像専務理事。「学童選手たちの技術面だけでなく、フィジカル、メンタル面でもしっかりとケアできる指導者が増えれば、年齢を重ねるにつれ進む選手の減少を食い止めることができるのではないかと思っています」

 国体など社会人軟式野球では、現在も監督に日本体協のスポーツ指導者資格保持を義務付けているが、これを全カテゴリーに広げるには、費用や時間面で個人負担が多く、ハードルが高いのが現状。今回、全軟連が掲げるライセンス制度は学童軟式野球に限定し、ライセンスは1種類。ステップアップを目指す指導者に対して、全軟連は日本体協との連携により、現在よりハードル低くスポーツ指導者資格取得に移行できる仕組みを模索する考えだ。

◆「スポ少」指導者資格 取得課す

 現在、多くの少年スポーツが指導者資格の取得を課している。少年サッカーやミニバスケットボール、小学生バレーボールなどは、いずれも都道府県クラス以上の大会では日本連盟・協会の発行する初級レベル(名称はそれぞれ異なる)以上のライセンス保持者がベンチ入りすることを義務づけている。

 初級ライセンスはいずれも1〜2日の講習受講により発行される。取得から一定期間後に追加講習参加やリポート提出、有資格者の推薦を受けるなどの手続きを踏むことで、さらに上級ライセンスにランクアップできる仕組み。また、日本スポーツ少年団も、チームに認定員資格保持者を置くことを義務づけている。

 

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