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【全日本大会予選】

[東京]金町ジャイアンツ&小山ドラゴンズ 全国切符ゲット

準決勝を勝ち、グラウンドあいさつをする金町ナイン(鈴木秀樹撮影)

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 金町と小山ドラ、全国へ−。東京都予選(都学童軟式野球連盟、東京中日スポーツ・東京新聞主催)は16日に3回戦、17日に準々決勝と準決勝が府中市郷土の森野球場で行われた。決勝進出を決めたのは昨秋の新人戦王者・金町ジャイアンツ(葛飾)と、強力打線が光る小山ドラゴンズ(東久留米)。準決勝で敗れたジュニアナインズ(江戸川)とトゥールスジュニア(荒川)が残り一枚となった、全国行きの切符を争うことになった。決勝と3位決定戦は23日、府中市民球場で行われる。 (鈴木秀樹)

 3回戦で酒井慧悟君ら剛速球3本柱を擁する花小金井サイドワインダース(小平)に打ち勝った金町は、準々決勝では新人戦でも接戦を演じた難敵・ジュニアヤンガース(足立)を振り切り勝利。準決勝は試合巧者のジュニアナインズを相手に、快速左腕・八津快洋主将から技巧派右腕・安藤佑太君へとつなぎ完封勝ちを収めた。いずれも派手さはないが、四球からでも幸運な安打からでも、好機をしっかりと得点につなげ、試合の主導権をガッチリとつかんで寄り切る“横綱相撲”だった。

 一方の小山は、高い攻撃力を見せながらも町田玉川(町田)に3回戦で敗れた新人戦から、ひと冬を越え、攻守にスケールアップした姿を披露した。準々決勝では「ものすごく強い。何度戦っても7、8割方は負けるはず」(飯沼篤監督)というカバラホークス(足立)に一歩も引かない戦いで、5回に宮田和毅君と大野柊君の連続三塁打、ピーリス悠斗君の適時二塁打で逆転勝ち。トゥールスジュニアとの準決勝も11点をたたき出し、長島直人主将と三河和希君の継投で抑えて勝利した。

 金町・香取鉄平監督、小山・飯沼監督はともに準決勝後、目頭を押さえ、肩の荷を下ろした。「ここまで、楽な試合はひとつもなかった。決勝はご褒美のようなものです」と香取監督。飯沼監督は「練習試合で金町に負けたスコアを、父母たちに“ケータイの待ち受けにしてくれ”と渡し、練習を重ねてきました。その相手と、決勝でやっと戦えます」と再戦を楽しみにしている様子だった。

決勝進出と全国行きを喜ぶ小山ドラゴンズの選手・コーチら

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◆コメント

 ▽金町ジャイアンツ・安藤佑太君「ピッチングもバッティングも、最高の結果が残せました。勝ててすごくうれしい」

 ▽同・八津快洋主将「ジュニアヤンガース戦はギリギリで、全然余裕はなかったです。準決勝は良い投球ができた。みんな、打撃が良くなっています」

 ▽小山ドラゴンズ・三河和希君「バッティングは好調です(今大会で5本塁打)。金町には練習試合でボロ負けしているので、ピッチャーとしてもバッターとしても頑張ります!」

◆師弟対決実現

 準々決勝の結果を受け、金町の香取監督が感慨深げな笑顔を浮かべた。「実は僕、ジュニアナインズのOBなんです」。小・中学生のときにプレーしたナインズも勝ち上がり、小野監督との師弟対決が実現したのだ。「この舞台で戦えたら、と思っていたんです」とうれしそう。「鉄平は4番でキャプテンだったんだよ」と当時を振り返る小野監督も同様だ。ともに良さを出した試合は金町に軍配。小野監督は全国行きを決めた相手の強さをたたえつつ、「うちも来週は全国を決めないとね」と気合を入れ直していた。

◆ジュニアナインズ トゥールスジュニア ラスト1枠は…

 ジュニアナインズは優勝候補の一角、不動パイレーツ(目黒)を破っての4強入り。不動の主軸を封じて全員で守り抜き2−1と、「不動に勝つにはこれしかない」とばかりに守り勝ってみせた。続く準決勝では金町に完封負けを喫し、小野峰夫監督は「まあ、0点じゃあ勝てないよね」と振り返ったが、その表情にはどこか、すがすがしさも…。

 それはチーム初、さらに荒川代表初の4強入りを果たしたトゥールスジュニア・江戸毅監督も同様だ。こちらも準々決勝までの4試合すべてが失点1と、堅実な野球が光る。「選手たちが頑張っている。よくここまで来たと思いますよ」

 全国への東京代表の座は残りひとつ。ジュニアナインズ・村山優羽主将が「きょうは全然、打てなかった。次は絶対に勝って全国へ」と気合を入れれば、江戸監督は「とにかく、“ああしておけば良かった”と、悔いを残さないよう戦うだけですよ」。真夏の神宮への切符は、どちらの手に渡るのか。

◆ジュニアヤンガース 敗戦も成長実感

 ジュニアヤンガースは0−1で金町に敗れた新人戦に続き、またしても1点に涙をのみ、ベスト8での終戦となった。それでも、逆転され、2−6で迎えた最終7回に猛追。見事なベンチの一体感で、秋の王者に迫った。古宇田烈主将は「雰囲気は良かった。新人戦の時より、チームは強くなったと思います」。スピードと強肩が光るプレーでチームを引っ張った箱山遥人捕手も「負けたのは悔しいけど、みんな打てるようになった。ここまで戦えたことで、自信もつきました」と前を向いた。

 ▽3回戦

金町ジャイアンツ7−2花小金井サイドワインダース

ジュニアヤンガース6−2葛西ファイターズA

ジュニアナインズ5−2レッドサンズA

不動パイレーツ14−1小金井ビクトリー

四谷フェニックス4−3オール麻布

トゥールスジュニア6−1若葉台フレンズ

カバラホークス9−2潮見パワーズA

小山ドラゴンズ7−0八成野球クラブA

 ▽準々決勝

金町ジャイアンツ6−5ジュニアヤンガース

ジュニアナインズ2−1不動パイレーツ

トゥールスジュニア9−1四谷フェニックス

小山ドラゴンズ8−6カバラホークス

 ▽準決勝

金町ジャイアンツ2−0ジュニアナインズ

小山ドラゴンズ11−6トゥールスジュニア

(東京中日スポーツ)

 

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