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【東京都少年(中学)王座決定戦】

駿台学園中 念願“金メダル”

 東京都スポーツ文化事業団理事長杯駒沢ジュニアベースボール大会第3回都少年王座決定戦(同事業団、駒沢オリンピック公園総合運動場主催、都軟式野球連盟主管、東京中日スポーツ・東京新聞後援)は8月27、28の両日、東京都世田谷区の都営駒沢球場で行われ、駿台学園中(中体連)がグランフレール(大田)を破り初優勝を飾った。東京ビッグゴッズ(昭島)と上馬シニア野球クラブ(世田谷)が3位だった。 (都丸満)

初優勝を飾った駿台学園中の選手ら(都丸満撮影)

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◆21イニング完封劇で決めた

チームを引っ張ったエース小林

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 昨秋から常に優勝候補として注目を浴び、この一年、幾つものメダルを獲得したが色は「銀」止まりだった駿台学園中。悔しい思いをしてきた3年生が最後の大会で念願の“金メダル”を獲得した。

 小林恭理、加藤匠、呉本尚哉の投手陣と、バックの堅守が光った今大会。全3試合での被安打は8、四死球は10と多めだが、打たれた安打は全て単発で抑え、1、2戦目では三塁を踏ませず、ゼロ封で王手をかけた。

 決勝は投手戦となり、ともにランナーを得点圏におきチャンスを作るもあと1本が出ず、6回まで手に汗握る戦いを続けた。

ピシャリと締めくくった加藤主将

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 均衡が崩れたのは最終7回表の駿台の攻撃。1死後、前2戦で先制打を放った5番・中野大晴が「ファウルだと思ったけど、みんなの気持ちが戻してくれたのでは」という右翼フェンスをワンバウンドで越えるエンタイトル二塁打で出塁、続く川上晴規がきっちり送り、7番・藤木紫苑の遊ゴロが失策となり、その間に三走・中野が貴重な先制のホームを駆け抜けた。

 投げても、先発・小林から継投した加藤主将が3人で締めくくり、スコアボード全21イニングにゼロを並べる完封劇で東京一の栄冠を手にした。

 エースの小林は「決勝は緊張した。次(加藤)につなげられればと思い投げた」と言い、勝利投手となった加藤主将は「最後は笑って終わろうと言っていた。うれしいのひと言」と笑顔で語った。荒木恒監督代行は「よく頑張ってくれた。ゼロにできたのが一番」と選手に目を向け、「この優勝で満足せずに、学んだことを高校での野球につなげて欲しい」と期待した。

 ▽決勝

駿台学園中

0000001|1

0000000|0

グランフレール

(駿)小林恭理、加藤匠−腰越有

(グ)鎌田州真、小高歩−脇本武蔵

◆グランフレール 笑顔“銀メダル”

準優勝のグランフレールの選手ら

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 春の全日本都大会2位の大塚オールスターズ(文京)を完封で下し初戦を突破したグランフレール。上馬シニア野球クラブとの準決勝は逆転で退け決勝へと進出した。

 決勝は、春に2−7で敗れた駿台。「2回は負けられない」(脇本武蔵主将)と挑んだが、3年ぶり2回目王座に一歩届かず準優勝に終わった。

1回戦で完封勝利を挙げた2年生エースの鎌田州真

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 だが、一方的な展開で敗れた春と比べ、「今日は良いゲームができていた」と細田忠宏監督。先発の2年生右腕・鎌田州真と、継投した小高歩の好投に加え、ランナーを背負っても、併殺や走塁阻止するなど好プレーで失点を逃れ、最終回まで互角に戦った。

 細田監督は「戦っていてすごく楽しかった。このチームがここまで来られたのがすごい、胸を張れる準優勝」とうなずいた。脇本主将は「すがすがしいです。つらい事もあったけどやってきて良かった」と笑顔。「下級生も頑張ってくれて良い試合ができた。来年はあのスコアボードの1点を逆につけて王座を獲得してもらいたい」と後輩にリベンジを託した。

◆上馬シニア野球クラブ 3度目の正直ならず3位

応援団にあいさつする上馬シニア野球クラブ

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 春と夏、2つの都大会準決勝でも失策で涙をのんだ上馬シニア野球クラブ。3年生最後の今大会も失策から逆転され準決勝敗退に終わった。

 「この1年、負けた試合は同じ負け方。最後まで課題を克服できなかった」と唇をかみ締めた山崎譲主将。それでも、「3年間このチームで戦ってきて良かった、このチームだから王座にも出場できた」と感謝。手塚孝監督も「自分にとって過去一番強く、一番記録を残してくれたチーム」と声を詰まらせながら振り返り、「来年は今年が偉大すぎて越えるのは大変だけど、もう1回この舞台に戻ってきます」と誓った。

◆東京ビッグゴッズ 準決勝敗退も楽しめた3位

1回戦で上一色に勝利し喜ぶビッグゴッズ

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 “繰り上がり出場”のビッグゴッズは、全日本都大会王者で22日まで行われていた全国中学校大会で準優勝に輝いた上一色中を5回コールドで退け1回戦を突破したが、準決勝では、駿台学園中に完封され3位に終わった。

 決勝進出は果たせなかったが、「気持ち良く投げられた」と最終回のマウンドに上がった佐藤遼平。原田遼主将も「きのう(1回戦)の流れのまま優勝を狙っていたけど…。楽しめたと思う」と中学生活最後の試合を笑顔で締めくくった。

 ▽1回戦

東京ビッグゴッズ(昭島)8−1江戸川区立上一色中(中体連)

駿台学園中(中体連)2−0リトルジャイアンツ(葛飾)

グランフレール(大田)3−0大塚オールスターズ(文京)

上馬シニア野球クラブ(世田谷)3−1小金井野球クラブA(小金井)

 ▽準決勝

駿台学園中4−0東京ビッグゴッズ

グランフレール5−3上馬シニア野球クラブ

<王座決定戦> 全日本少年都大会、都少年アンダーアーマートーナメント(UA)の各上位4チームが今年の中学軟式「東京一」を競うが、今大会は、上馬シニア野球クラブがこの2大会でともに4強に入ったため、両大会出場チームからベスト8の東京ビッグゴッズが連盟推薦で出場した。

(東京中日スポーツ)

 

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